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YCAM Film Factory vol.2
空族新作長編映画メイキング映像と新作インスタレーション
2015〜2017年度
空族『バンコクナイツ』が辿る、また別のストーリー
YCAMのプロデュースのもと新作映画を製作するプロジェクト「YCAM Film Factory」の第二弾です。映像制作集団・空族と、スタジオ石、YCAMによる新作インスタレーションと、空族の新作長編映画『バンコクナイツ』のメイキング映像を製作し、発表しました。
空族は『国道20号線』(2007年)や『サウダーヂ』(2011年)などの映画作品で知られる映像制作集団です。脚本家で映画監督の富田克也と相澤虎之助を中心に、一貫してインディペンデントな手法で映画を製作し、発表し続けています。その空族の最新長編映画が『バンコクナイツ』(2016年)です。日本人男性とタイ人女性の恋愛を軸に、東南アジアの知られざる歴史、文化を紐解いていく本作は、発表と同時に高い評価を得ました。
このプロジェクトでは、映画における国際共同製作のオルタナティブな方法論の探求と、映画鑑賞の映像以外のアプローチからの可能性の探求をテーマに、スタジオ石と共同で、本作を元にしたインスタレーション作品『潜行一千里』と、本作のメイキングを捉えたドキュメンタリー映画「映画 潜行一千里」の製作をおこない、発表しました。
これまでとこれから
2015年度は、『バンコクナイツ』撮影中の空族に密着するかたちでメイキングの撮影をおこないました。2016年度は、インスタレーション作品『潜行一千里』の制作を進め、9月に開催した『バンコクナイツ』のジャパンプレミアと同時に開催した展覧会で世界初公開。その後、東京での巡回展示をおこないました。
2017年度は引き続き、『潜行一千里』の巡回展示を続けるとともに、『バンコクナイツ』のメイキングを捉えたドキュメンタリー映画『映画 潜行一千里』を製作。YCAMを始め、国内外で発表します。
基本情報
実施期間 | 2015〜2017年度 |
クレジット |
主催:山口市、公益財団法人山口市文化振興財団 |