カンパニーデラシネラ
はだかの王様
おとなも子どもも楽しめる“古典名作劇場” 第三弾
完全無言の70分
パントマイムをベースにセリフを取り入れた独自の演出で、世代を超えて注目を集めているカンパニーデラシネラによる演劇作品の公演です。
“舞台表現がある一部の人のものではなく、誰もが出会え、一人でも多くの人の目に触れる可能性をみつけたい”という思いを込めて、デラシネラの“古典名作劇場”は2011年に始まりました。
第三弾となる今作は、デンマークの童話作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセン作「はだかの王様」(2021年高知県立美術館初演)。セリフを用いずに身体表現のみで古典の解体に取り組みます。セリフに頼らず、物語に潜む核の部分を捉え、息づく普遍性や人の性(サガ)、言葉にならない非言語世界の豊潤さに目を向けます。2020年開催の「ドン・キホーテ」以来となるYCAM公演にぜひご期待ください。
ディレクターズ・ノート
最近思うのは、同じ言葉を聞いて同じ場に居合わせても、人によって導き出すものが違うこと。真実は人によって違う。語られる段には色眼鏡を通っている。たくさんの色眼鏡から全体を憶測する距離感。自分の中の揺るぎないものに目を向ける。
「真実」なんてないし全ては「真実」。一人ひとりが持つ規範に責任を。正義を振りかざすのが正解とも限らない。人生はたくさんの優しい嘘に支えられている。
プロフィール
カンパニーデラシネラ
2008年、小野寺修二セルフユニットとして設立。身体性に富んだ演劇作品に取り組み、マイムをベースにセリフを取り入れた独自の演出は、世代を超えて注目を集めている。国内外での活動の他、学校巡回公演や高校の芸術鑑賞会など、次世代へのアプローチにも積極的に取り組んでいる。野外や美術館、アートフェスティバルなどへの参加も多い。
小野寺修二
演出家
カンパニーデラシネラ主宰。日本マイム研究所にてマイムを学ぶ。95年〜06年、パフォーマンスシアター水と油にて活動。その後、文化庁新進芸術家海外研修制度研修員として1年間フランスに滞在。帰国後、カンパニーデラシネラを立ち上げる。作品はマイムの動きをベースに台詞を取り入れた独自の演出で、世代を超えた観客層の注目を集めている。主な作品として、『異邦人』(10年、13年高知県立美術館他)『カラマーゾフの兄 ...
基本情報
開催日時 |
2025年2月15日(土)、16日(日) |
会場 | |
申込み・チケット情報 | 有料 要チケット購入 前売り券販売中 |
前売り券発売日 |
一般発売 2024年12月8日(日)10:00 |
託児サービス |
イベント開催初日の1週間前までにチケットインフォメーション窓口かお電話にてご予約ください。
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クレジット |
主催:公益財団法人山口市文化振興財団 演出:小野寺修二 |