Audio Base Camp #2
アンビエント・リサーチ
虹釜太郎、金子智太郎
360°recordsなどのレーベルを運営してきた虹釜太郎と、美学研究者の金子智太郎が主宰する、アンビエント・ミュージックの可能性を探求する連続研究会型イベントです。高品質な大音量の中でレコードやCDなどの録音物を聴取するリスニングイベント「Audio Base Camp #2」のプログラムとして開催します。
「アンビエント・リサーチ」では、毎回テーマを定め、資料などを見ながら音源を聴いてきました。第1回「人間は本当に必要か」(2010年)。第2回「サウンド・マター」(2010年)。第3回「ディストピア」(2010年)。第4回「不在」(2020年、非公開)。第5回となる今回のテーマは「アイソレーショニズム」です。
虹釜太郎+金子智太郎のコメント
「アイソレーショニズム」は、1994年にヴァージンからリリースされたコンピレーション・アルバム「アンビエント4 アイソレーショニズム」に由来します。近年はザ・バグ名義などの活動で知られるケヴィン・マーティンが手がけたこのアルバムは、テクノの実験をふまえながらインダストリアルの響きを彷彿とさせる、アンビエントの楽観的な面を削ぎ落としたかのようなコンピレーションでした。「アイソレーショニズム」は直訳すると「孤立主義」。アンビエント・リサーチを始めたときから、主宰者二人にとってのアンビエントはアイソレーショニズムだったと言っていいほどです。今回はこのアルバムをふりかえりつつ、アイソレーショニストの精神に則って無関係な音源を聴きます。
プロフィール
虹釜太郎
1990年代パリペキンレコーズ運営。主宰レーベル360°records。非音楽家ピアノソロシリーズ。90年代後半に作ったJIGENは2022年NYブルックリンのレーベルDouble Circumflexからアナログ盤。主催イベント「5H」「ダイナマイト丼DON」「ハーブドリンクバーパリペキン」「パリペキン未解決事件」。著作『カレー野獣館』。連載「映画音楽急性増悪」(boidマガジン)。映画音楽/音 ...
金子智太郎
美学研究者
愛知県立芸術大学准教授。「日本美術サウンドアーカイヴ」主宰。主な論文に「1970年代の日本美術における音」『あいだ』(2022年)、“Arrangements of sounds from daily life: Amateur sound-recording contests and audio culture in Japan in the 1960s and 1970s,” in Asian ...
申込み・チケット情報
料金
前売り
- 一般
- 1,300円
- any会員
- 800円
- 25歳以下
- 800円
- 特別割引
- 800円
- 高校生以下
- 無料
当日
- 一般
- 1,500円
- 高校生以下
- 無料
基本情報
開催日時 |
2023年9月23日(土) 12:30〜15:30 |
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