フィールド録音から見えてきたこと
プロフィール 角田俊也
アーティストの角田俊也のキュレーションによるリスニングイベントです。高品質な大音量の中でレコードやCDなどの録音物を聴取するリスニングイベント「Audio Base Camp #1 はじめてのガチ聴き」のプログラムとして開催します。
角田俊也は1990年代からフィールド・レコーディング作品とインスタレーション作品を多数発表してきたアーティストです。環境に存在する持続音や「うなり」、共鳴音や固体伝導音を物理振動として様々な方法で録音・観察することで、独自のフィールド・レコーディングメソッドを開拓してきました。音の根底には物体の振動があることはみなさんも周知の通りだと思いますが、角田の作品に触れると、その当たり前のことが改めて不思議に思えるようなそんな感覚に囚われます。このプログラムでは角田が自作を解説付きで紹介します。「空間」という切り口で制作された初期作品から、近年の関心である「場所」または「場所を成り立たせているもの」に迫った作品まで、角田の探求を振り返る貴重な機会となるでしょう。
角田俊也からのコメント
私はフィールド・レコーディングを1992年から続けてきた。私の関心はその記録された音響だけでなく、空間や場所がどのように録音に表れるのか、そこから何が見えてくるのかということでもある。音源を聴きながらそれについて解説してみたい。
プロフィール
プロフィール
角田俊也
1964年神奈川県生まれ。東京藝術大学美術学部美術研究科大学院修了。94年頃より空間と意識の関わりを主題とするフィールド・レコーディング作品、インスタレーション作品の制作をおこなっている。おもな展示に「Soundings: A. Contemporary Score(Luke Fowler との共作)」(ニューヨーク近代美術館、2013)、おもな作品に『Low Frequency Observed ...
参加費
- 参加無料
基本情報
開催日時 |
2022年9月4日(日) 16:00〜18:00 |
会場 | |
参加費 | 参加無料 |