デモ体験
講師陣が用意した、遠隔での身体コミュニケーションに関する技術や触覚伝送技術、代替現実技術などの今後、私たちの身体性に大きく影響するテクノロジーのデモや展示を実際に体験し、翌日のハッカソンに向けた理解を進めます。
展示物
モーキャプグラウンド+スポーツツール
YCAM
YCAMが2015年から実施している「YCAMスポーツ・リサーチ」プロジェクトから生まれたスポーツツール。カメラによる光学式モーションキャプチャが設置し、床面に映像投影が可能な約5m四方の空間で、自分が「絵筆」になったように、自身の移動の軌跡に色が塗られるといった競技を行うことができる。本イベントでは、会場内にモーキャプグラウンドを2面用意し、遠隔で双方向に通信できるようにアップデートを行う。
EMAS
田島大輔(Sony CSL)、谷地卓(Sony CSL)、Mohammad H. Shehata(California Institute of Technology)、笠原 俊一(Sony CSL)
電磁石を用いた手の動作伝達システム。指先につけた磁石チップと電磁石を組み合わせたシステムで、キーボードを押す動作を動きとして相手の指に伝えることができます。2人以上でお互いに、指の動きをリアルタイムに伝え合う事ができるので「一緒に」ゲームなどを遊ぶ事ができます。身体動作伝送による身体的共同動作の研究のために制作されているシステムです。
触覚伝話
企画制作:渡邊 淳司、鎌本 優、駒﨑 掲(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
制作協力:大脇 理智、菅沼 聖、石川 琢也(山口情報芸術センター[YCAM])、南澤 孝太、早川 裕彦、加藤 大弥、谷地 卓、神山 洋一(慶應義塾大学大学院KMD)、田中 由浩、久原 拓巳(名古屋工業大学)
遠隔の相手と映像と音声のやり取りをするだけでなく、手元のテーブルを叩くと、遠隔にあるもう一方のテーブルが振動します。叩くだけでなく、何かを置いたり、鉛筆で文字を書いたりすると、その触感が相手のテーブルへ伝わり、遠隔の人との新しいコミュニケーションのあり方が生まれます。自然な形で映像と音、振動が伝わる装置が世に現れたとき、そこで起こるコミュニケーションはどのようなものになるでしょうか。
身体融合ロボットアバター
NITech Haptics Lab, KMD Embodied Media
複数人が1つのロボットアバターを操作して互いの感覚を共有し動作を融合する身体融合によって、異なる技能や経験を有する他者との身体的な共創の実現を目指しています。ロボットアームに複数人の操作者が同時に接続し、運動を一定の割合で融合したり姿勢や位置、腕や手など役割を分担できる協調システムです。熟練者から初心者への技能伝達や、遠隔地にいる人同士での協調作業、異なる技能を持つ人同士の共創を誘発するなど、サイバーフィジカル社会における新しい共同作業の手法としての応用が考えられます。
参加費
- 参加無料 要申込
備考
12月16日から18日に開催する「YCAM InterLab Camp vol.4:遠隔・身体・共創」への参加が必須になります
基本情報
開催日時 |
2022年12月16日(金) 16:15〜18:30 |
会場 | |
参加費 | 参加無料 要申込 |