鑑賞ナビゲーターキャンプ2021
講師 伊達隆洋
思考をめぐらせる作品鑑賞
対話を深めるスキルを養う2日間の教育プログラム
対話を通して芸術作品を鑑賞する手法「対話型鑑賞」のスキルを学ぶ2日間のイベントです。
対話型鑑賞は、芸術作品になじみがないと感じる人でも作品鑑賞を楽しんでもらえるように、近年美術館で導入されるようになった作品鑑賞手法です。観察力や思考力、コミュニケーションスキルなど、作品鑑賞以外の能力にも寄与するため、近年、学校教育や医療、ビジネスの現場においても注目を集めています。本イベントでは、鑑賞教育の専門家として研究者の伊達隆洋氏を講師に迎え、様々な解釈が可能な作品の鑑賞と、そのファシリテーション技術のレクチャーを実施。対話型鑑賞の基本から実践まで本格的に学んでいきます。
作品鑑賞をさまざまな領域で応用する
「鑑賞ナビゲーターキャンプ2021」では、対話を通して芸術作品を鑑賞する手法「対話型鑑賞」を取り上げ、その手法や効果を、レクチャーやワークショップを通じて学んでいきます。美術館の教育普及プログラムに携わる人はもちろん、今回は特に双方向的な授業の設計を目指す教師の方や、企業内での人材育成や研修などチームビルディングに携わる方にも参加いただけるプログラムとなっています。
1日目:ファシリテーターになるための鑑賞
「深い鑑賞」とはそもそもどういうことなのか、鑑賞の基本である「みる」行為の重要性を、レクチャーやワークショップを通じて捉え直していきます。作品を意識的によくみることから始め、そのあとに思考のプロセスを紐解くことで、より深い鑑賞を体験します。その上で、鑑賞者の対話を促進させるファシリテーターに必要なスキルの基本を押さえていきます。
2日目:鑑賞のためのファシリテーター
「深い鑑賞」を促すためのファシリテーション技術を学びます。とりわけ現代美術の鑑賞には、鑑賞者自身そしてファシリテーターによる言い換え/読み替えが必要になり、このスキルには「みる」だけでなく「聴く」ことが重要です。作家の意図や作品に表れている「事実」を探すのではなく、鑑賞者によって新たに生み出される「意味」や「解釈」まで踏み込めるファシリテーション技術を、実践を通して学んでいきます。
プロフィール
講師
伊達隆洋
2007年より対話型鑑賞の実践と研究に携わる。専門は人間科学、臨床心理学、コミュニケーション論。全国の美術館関係者や教育関係者への研修をはじめ、看護教育や企業での人材研修など、様々な領域で対話型鑑賞を応用した活動を展開している。京都芸術大学アートプロデュース学科学科長。アート・コミュニケーション研究センター研究員を兼任。
参加費
料金
参加費
- 一律
- 8,000円
基本情報
開催日時 |
2021年8月7日(土)、8日(日) ※2日間通し |
会場 | |
参加費 | 有料 要申込 |
参加対象/対象年齢 | 18歳以上 |
定員 | 40 人 |
申込受付期間 | 2021年5月1日(土)〜7月3日(土) |
備考 |
新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況により、本プログラムが全オンラインでの実施になる可能性がございますので、ご了承ください。 |
プレスリリース |
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クレジット |
主催:山口市、公益財団法人山口市文化振興財団 |