SFPC Summer 2019 in Yamaguchi
講師 チェ・テユン、ローレン・ガードナー、メラニー・ホフ、ロビー・クラフト、ジェーン・フリードホフ
詩的なコンピューテーション?
ニューヨーク発の表現の学校が山口に上陸!
ニューヨー クを拠点に展開する、コンピューターを用いた表現のための学校「School for Poetic Computation(SFPC)」のカリキュラムを実施する集中ワークショップです。
SFPCは、コンピューターの根幹にある基本的な概念である「コンピュテーション(計算)」を用いた様々な表現方法を学ぶ10週間のカリキュラムを提供しており、世界中のクリエイターや教育機関から注目を集めています。
アメリカ国外では初の開催となる今回のワークショップでは、SFPCのカリキュラムからYCAM向けにアレンジしたものに加え、YCAMがこれまで開発してきた教育プログラムと融合させたものを1週間に渡って実施。実際に手を動かしながら、「創造とコンピューターとの関係性」の可能性について議論していきます。
創造とコンピューターのさらなる可能性を探求するSFPCの挑戦
SFPCは2013年、アーティストのザカリー・リーバーマンとチェ・テユン、アミット・ピタル、ジェン・ロウがニューヨークで創設した、コンピューターを用いたアートのための学校です。大きな特徴として、単に「コンピューターの使い方」を学習するのではなく、「コンピューターをどう自分の表現と美的探求のためのツールとするか」という点を重視していることが挙げられ、技術的な知識以外にもコンピューターの社会的背景を理解し、未来のあり方を考える姿勢を大切にしています。
たとえばSFPCのカリキュラムのひとつ「コンピュテーションにおける詩と政治学」と題した講義では、コンピューターを用いて表現や創作を行うことの文化的背景を学び、それに伴う倫理的/社会的な問題を考え、議論します。ほかにもコンピューターを扱ううえで必要となる計算の概念、電子工学、そしてそれらを用いた表現方法に関するさまざまな項目を10週間のカリキュラムで学んでいきます。こうした独自のカリキュラムは世界中のクリエイターや教育機関から注目を浴び、これまで日本人約10名を含む200名以上の卒業生を輩出しています。
アメリカ以外では初の開催となる今回の集中ワークショップでは、SFPCのカリキュラムからYCAM向けにアレンジしたものに、YCAMが開発した教育プログラムを融合させ、1週間に渡って実施します。課題の抽出と適切な解決方法の案出のための思考法「コンピューテーショナル・シンキング」の重要性が高まりつつある今日における、「新たな学びのかたち」を提示し、共有することを目指します。
スケジュール
DAY1:オリエンテーション
DAY2:コンピュテーションと芸術的実践
DAY3:エレクトロニクスとフィジカルコンピューティング
DAY4:創造的実践としての言語設計&トークイベント「詩的なコンピュテーションとは何か?」
DAY5:環境を読み取り直し、ハックする
DAY6:教育学、学び教えるための戦略
DAY7:SFPC Summer 2019 in Yamaguchi 報告会
参加費
料金
参加費
- 一律
- 50,000円
基本情報
開催日時 |
2019年9月4日(水)〜11日(水) ※7日間通し |
会場 |
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関連イベント | 2イベント |
参加費 | 有料 要申込 |
参加対象/対象年齢 |
日常英会話を理解できる高校生以上で、コンピューターを用いた表現に興味がある方 |
定員 | 20 人 |
申込受付期間 | 〜2019年7月9日(火) |
備考 |
※参加費には本イベントで使用する材料代は含まれていますが、食費と宿泊費は含まれません |
プレスリリース |
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クレジット |
主催:山口市、公益財団法人山口市文化振興財団 |