作り手と見くらべ

映画監督の三宅唱とともに、映画の上映素材の違いによる印象や質感の変化について考えを深めるトークイベントです。YCAMシネマの特集上映「くらべるシネマ」の一環として開催します。

今回、題材とするのは2012年に公開された三宅の監督作『Playback』。三宅の監督作には『無言日記』のようなスマートフォンで撮影され、デジタル形式で上映された作品もありますが、この『Playback』はデジタルで撮影されたのちに、35ミリフィルムで劇場公開されました。デジタルでもフィルムでも映画を製作している三宅監督とともに、この作品の3種類の上映素材―撮影時のデジタルの映像、劇場公開用の35ミリフィルムの映像、テレビ放映用のデジタル映像―を見比べながら、素材の違いによる質感の違い、それに伴う表現の変化について伺います。