YCAM InterLab Camp vol.2
TECHTILE集中ワークショップ
講師 三原聡一郎、仲谷正史、筧康明、南澤孝太、竹中幹雄、永原康史、城一裕、菅野米藏、テクノ手芸部、会田大也、青山拓央、松井茂、門林岳史
YCAMと慶應義塾大学との共同研究開発プロジェクト「TECHTILE」
多角的な視点から触感表現への理解を深める充実のプログラム
第一線で活躍する技術者や研究者を迎え、今後のメディアアート作品の制作に使用されるツールについて、実践とともに紹介するイベントの第2弾。今回はYCAMが研究開発に携わった触感を表現する技術「TECHTILE(テクタイル)」を取り上げ、ワークショップとパネルディスカッションを開催します。
TECHTILEは、「触感づくり(触感を積極的に取り込んた表現)」のためのテクノロジー開発および表現コミュニティの形成を目的として、慶應義塾大学とYCAMが共同で展開している研究開発プロジェクトです。触感を用いた作品制作のプロトタイピングを容易に可能にする「テクタイル・ツールキット」の開発のほか、それを用いた恐怖行く普及プログラムの開発をおこなってきました。
今回のイベントでは、テクタイル・ツールキットの最新版を用いて、実際に触感表現を試行するワークショップを開催するほか、デザイン、アート、サイエンスなどさまざまな分野の人々が触感表現について討議するパネルディスカッションを開催します。また、TECHTILEの様々なケーススタディや、ツールキットを用いて制作されたデモ展示も開催。
「触感」というキーワードについて探求するとともに、触感のつくり方や楽しみ方について様々な側面から議論を深めていきます。誰もが知っていて、誰もが知らない「触感表現」。その入門に最適なイベントとなるでしょう。
TECHTILE
2011年から2年間に渡って、YCAMは慶應義塾大学の仲谷正史氏、筧康明氏、南澤孝太氏と共同で、触感を表現する技術「TECHTILE(テクタイル)」の普及を視野に入れた研究開発プロジェクトを実施してきました。
プロジェクトでは、触感を容易に表現するためのプラットフォームとして「ツールキット」と呼ばれる装置の開発を実施しているほか、大学などでのワークショップや、シンポジウムなどを開催し、触感表現に関するコミュニティを形成するための取り組みもおこなっています。また、研究学会での発表など対外的な活動も積極的におこなっており、2011年にはその活動が評価され、グッドデザイン賞を受賞しました。
タイムテーブル
開催日時: 2013年3月9日(土)、10日(日)
プログラム
1日目(3月9日):ワークショップ
まずツールキットの組立からスタートし、最終的には小作品の制作と発表をおこないます。この間、レクチャーなどさまざまなプログラムが組まれており、講師も含め他の参加者とディスカッションしながら、アイデア出しから実装、そして表現としてのプレゼンテーションまでを実践していきます。YCAMならではの広い空間と、ツールキットを拡張可能にする各種デバイスなどを用意しています。
2日目(3月10日):パネルディスカッション
「触感×表現」「触感×アイデア」「触感×言語」「テクタイル×未来」という4つのパネルセッションを開催し、それぞれの分野で活躍する専門家たちがTECHTILEの魅力や今後の展望について議論を展開していきます。古今東西、多くの分野で個別に深く語られてきた「触」について、テクタイル開発チームをモデレータに、改めて学際的に語る場を設けます。
プロフィール
講師
筧康明
インタラクティブメディアデザイナー/研究者
参加費
- 参加無料 要申込
基本情報
開催日時 |
2013年3月9日(土)、10日(日) |
会場 | |
参加費 | 参加無料 要申込 |
参加対象/対象年齢 |
メディア表現に関連する領域の研究者、教育関係者およびメディア表現に興味のある学生 |
定員 | 30 人 |
申込受付期間 | 2013年1月12日(土)〜 |
プレスリリース |
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クレジット |
主催:公益財団法人山口市文化振興財団 |