Yamaguchi Mini Maker Faire
DIYの祭典が西日本初開催!
ものづくりの新しい潮流を紹介
DIY(Do It Yourself=個人による創作)の祭典「Maker Faire(メイカー・フェア)」の山口版です。
「消費者」から「作り手」へ―世界的な広がりをみせるMakerムーブメント
2000年代後半以降、3Dプリンターやレーザーカッターなどの汎用性の高い工作機械が、個人や数人のグループで入手できるレベルまで安価になりました。これにより、大量生産された工業製品に合わせて、私たちのライフスタイルや環境を改変するのではなく、ライフスタイルや環境に応じて自分自身の手でものづくりをおこなう「パーソナル・ファブリケーション(工業の個人化)」という新しい〈ものづくり〉の在り方が生まれました。
そして、自宅のガレージや地下室でおこなわれていた従来の個人のものづくりに、こうしたスタイルが加わり、さらにはそのアイディアやテクニックがインターネットを介して広く拡散していくことで、これまで「消費者」とされていた人たちが「作り手」へと変貌を遂げる「Makerムーブメント」と呼ばれる大きな潮流が出現。いま世界を席巻しつつあります。
この潮流を支えるのがアメリカの出版社O'Reilly Media(オライリー・メディア)が2005年から発行する雑誌「Make(メイク)」と、その読者を中心とするコミュニティの発表と交流の場として2006年にスタートしたイベント「Maker Faire(メイカー・フェア)」です。
Maker Faireはアメリカ以外にも、アジアやヨーロッパなど世界60ヵ所で開催されており、日本では2007年以降毎年開催されています。昨年12月に、東京で2日間に渡って開催された「Maker Faire Tokyo 2012」では、約240組が出展、9100人の来場者が訪れ、大きな注目を集めました。
西日本初開催となる「Mini Maker Faire」は、山口が舞台!
西日本で初めての開催となるMini Maker Faireは、萩焼や大内人形など、古来より工芸に対する理解と関心が高い山口で、YCAM主催で「Yamaguchi Mini Maker Faire(ヤマグチ・ミニ・メイカー・フェア)」として開催します。
このイベントでは、これまでのMaker Faireと同様、市民や企業などから広く出展を募り、DIYの精神のもとつくられた作品や、DIYをサポートするツールやパーツの展示およびプレゼンテーションなどを実施するほか、山口ならではの取り組みとして、YCAMが開発した教育普及プログラムやオープンソース・ソフトウェア、またYCAMが支援する市民のものづくり活動の紹介をおこないます。
YCAMは開館以来、内部の研究開発チーム「YCAM InterLab(ワイカム・インターラボ)」を中心に、作品制作などの過程で生まれたソフトウェアやハードウェアをオープンソースで公開する試みを続けてきました。Makerムーブメントとも通じるこれらの活動を、本イベントを機に総合的に紹介します。 また、YCAMが教育普及活動の一環として2011年から断続的に実施している、映像や音楽、プログラミングなどのコンピューターを使用した創作を支援する創作スペース「tecpot(テックポット)」を拡大し、そこでの市民の活動を紹介していきます。
参加費
- 参加無料
基本情報
特設ウェブサイト | http://special.ycam.jp/ymmf/ |
開催日時 |
2013年8月10日(土)、11日(日) |
会場 | |
参加費 | 参加無料 |
プレスリリース |
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クレジット |
主催:山口市、公益財団法人山口市文化振興財団 |