RAMプレゼンテーション
メディアテクノロジーを介した身体と知覚の新しい回路―
YCAMと安藤洋子の共同研究開発の成果を発表
YCAMが安藤洋子と共同で実施している研究開発プロジェクト「Reactor for Awareness in Motion(RAM)」の成果を紹介するイベントです。
体の動きについてのイマジネーションを与えてくれる反応装置=RAM
ダンスを予め決められた振付や演出から生まれるものではなく、身体と舞台上の空間などの〈環境〉との対話から発生するものと捉えたとき、その環境ごとに、さらには身体の位置づけごとに異なるダンスが立ち上がるはず――。RAMではそうした考えのもと、ある条件を持った〈環境〉を仮想的に設定し、その内部にいるダンサーの身体に、環境の情報をフィードバックするツールを開発しています。ダンサーは、このツールを介して、ダンスを生み出すための多様な「ルール」や「インストラクション」を自ずと見出すことができます。
RAM Dance Toolkit
現在開発中のツールでは、モーションキャプチャーなどのテクノロジーを使用してダンサーの動きを検出し、それに対する環境からの応答を、ビジュアルやサウンド、振動などに変換しています。環境の設定は、予め用意されたいくつかのパターン以外にも、ユーザー自身がプログラムを書くことで追加できるため、幅広い応用が可能です。なおこのツールは開発終了後に「RAM Dance Toolkit」としてパッケージングをおこない、マニュアルとともにオープンソースで公開する予定で、この他にこのツールを用いた教育普及プログラムも展開する予定です。
ダンスとテクノロジーの最先端に触れるプレゼンテーション
今回、2年間に渡る研究開発の締めくくりとして、その成果を報告するプレゼンテーションを実施します。RAMの背景にある身体やダンスについての思想を解説するとともに、思想をツールにしていく制作プロセスを振り返ります。
また、ツールで使用されているモーションキャプチャーやセンサー、ソフトウェアなどの技術面の解説のほか、安藤と同じくザ・フォーサイス・カンパニーで活躍するダンサーのシリル・バルディによるデモンストレーションもおこないます。
申込み・チケット情報
前売り券発売日
- 一般発売
- 2013年1月12日(土)
チケットコード
- セブンコード(セブンチケット)
- 020-854
料金
前売り
- 一律
- 1,000円
備考
チケットの購入方法についてはこちらをご覧ください
特別割引は、シニア(65歳以上)と障がい者および同行の介護者が対象となります。
基本情報
開催日時 |
2013年2月23日(土) |
会場 | |
申込み・チケット情報 | 有料 要チケット購入 |
前売り券発売日 |
一般発売 2013年1月12日(土) |
プレスリリース |
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クレジット |
主催:公益財団法人山口市文化振興財団 |