contact Gonzo+YCAM参加型アウトドアツアー
hey you, ask the animals. / テリトリー、気配、そして動作についての考察
身体×メディア×アウトドア
DIYツールをもって森に出かけよう
アーティストグループcontact Gonzo(コンタクト ゴンゾ)とYCAMのコラボレーションによる参加型アウトドアツアーです。
「痛みの哲学、接触の技法」を掲げるアーティストユニットcontact Gonzo
contact Gonzoは、殴る/蹴るといった激しい「接触」に基づくスリリングなパフォーマンスで国内外から注目を集めるアーティストグループです。この「contact Gonzo」はグループ名であると同時に、彼らが追求する方法論の名前でもあります。
方法論と言ってもそれは言語的なものではなく、彼らが語るコンセプト「痛みの哲学、接触の技法」に表れているように、あくまで身体的な体験を通して得られる新しい「知性」のようなものを指しています。彼らはそれを獲得するため、山や建物に登る、斜面を滑降する、地面に穴を掘る、といった単純な行為を繰り返し、感覚を研ぎ澄ませながら、世界各地でパフォーマンスを展開しているのです。
動物と森から学ぶ原初的な知性―hey you, ask the animals.
今回、contact GonzoがYCAM とのコラボレーションによって実現する本プロジェクトは、そうした彼らの方法論に基づき、初めて提案するツアー形式の新しいアウトドア体験です。
ツアーの開催に先立ち、彼らはツアー会場となる森で2週間に渡って生活をおこないながら、森やそこで暮らす動物たちの「知性」を学ぶべく「接触」を試みます。動物の動きに反応して自動で撮影する「トレイルカメラ」で動物の行動を観察しながら、動物が作った「ケモノ道」を探し出し、滑降やジャンプなど、そこを人間が通るための方法を編み出すほか、スケートランプをつくるような感覚で、森の地形に手を加え、より高度な身体コントロールが求められるツアーコースも造成。人の「ケモノ道」をつくりだします。
参加者はツアーコースを巡りながら、彼らが森や動物から学んだことを現場で追体験していくことになります。森の動物たちのように、気配を消して森に潜むにはどうすればいいのか?森の中の激しい起伏を捉え、その上を滑降していく「山サーフィン」はどのようにすれば上手くなるのか?日常生活ではまず実践することはない、このような一連の「修行」を通じて、Gonzo流の知性の獲得法を学んでいくのです。
タイムスケジュール
15:30〜
YCAM集合、会場となる「元・ 山口県21世紀の森」へバスで移動
16:15〜
「元・山口県21世紀の森」到着
1.山サーフィン
斜面を滑走する「山サーフィン」を、オリエンテーションもかねて体験
2.森の中で本気の「かくれんぼ」
contact Gonzoが全神経を研ぎすまし、皆さんを探し出します
3.山サーフィン[本番]
このときには体がどんどん野生化しています。
自分自身の視神経や聴覚の変化を楽しんでください
19:00〜
バーベキューパーティー(特別ゲスト:DJ BIOMAN)
4.contact Gonzoのオリジナルレシピ + YCAM特製カメラで撮影した映像を上映
YCAMが独自に開発したカメラで撮影した一日の記録をみながら、特別ゲストのDJも登場する「森の中のパーティー」を行います。 バーベキューにはcontact Gonzoオリジナルレシピも登場予定。
21:00〜
「元・山口県21世紀の森」出発、あれは一体なんだったのかと、怒濤の一日を思い返します。
21:30〜
YCAM到着、解散
プロフィール
出演者
contact Gonzo
アーティスト・ユニット
2006年に垣尾優と塚原悠也により結成。肉体の衝突を起点とする独自の牧歌的崇高論を構築し、即興的なパフォーマンス作品や映像、写真作品の制作、マガジンの編集などを行う。contact Gonzoとは、集団の名称であると同時に彼らが実践する方法論の名称でもあり、その背後には山がある。現在、様々な果物を時速100キロで身体に打ち込む行為や山中の斜面を滑り降りる「山サーフィン」を開発。
参加費
料金
- 一律
- 3,000円
基本情報
特設ウェブサイト | http://gonzoycam.tumblr.com/ |
開催日時 |
2013年8月24日(土)〜26日(月) |
会場 |
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集合場所 | |
参加費 | 有料 要申込 |
参加対象/対象年齢 |
中学生以上(15歳未満の方は保護者同伴でご参加ください) |
定員 | 25 人 |
申込受付期間 | 2013年6月29日(土)〜 |
プレスリリース |
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クレジット |
主催:山口市、公益財団法人山口市文化振興財団 |