チェルフィッチュ演劇公演
ゾウガメのソニックライフ
チェルフィッチュの待望の最新作
現在を生きる人々の感情を、ユーモアとともに描く
現在の演劇界を代表する作家・岡田利規が率いるチェルフィッチュの新作演劇を上演する公演です。
YCAMで2007年4月に上演した、チェルフィッチュ「三月の5日間」(2004年)は、第49回岸田國士戯曲賞を受賞し、欧米の主要フェスティバルからも招聘されるなど、2000年代の演劇を代表する作品として記憶されています。作品に登場する俳優の独特なムーブメント、「超リアル日本語」と称される台詞は演劇界に衝撃をもたらし、その独特の方法論は、常に注目を集め続けています。主宰の岡田利規が巧みに描き出す、日本の現在の状況や若者の感情、そして従来の「演劇」にはない新たな作品の構想は、演劇シーンのみならず多彩な分野で評価されています。
1997年の設立以来、常に新たな表現に挑み続ける彼らの作品は、前作「わたしたちは無傷な別人である」(2010年)でも、大きな変化を遂げています。そこには、チェルフィッチュの特徴とされるリアルな若者言葉と身体性を脱却し、観客へと直接響く「言葉」と、ステレオタイプ的な「演技」を排した役者の身体が見られます。観客の想像力によって演劇が完成することを示す前作に続き、今作「ゾウガメのソニックライフ」でも、その方法論のさらなる展開が期待されます。
ゾウガメのソニックライフ
満ち足りた人生を送りたいものです。それには結局日常が大切です。物語の主人公(男女のカップルです)が、そう考えているのです。けれども、満ち足りた生、それは余りに遠くて、そこに届くのはほとんど絶望的です。そう考えるのが現実的です。そこで、ここは思い切って、こう考えることにしてみましょう。いや、ぜんぜん遠くなんかない、と。
たとえば、世界じゅうの出来事にヴィヴィッドでいようと、がんばって努めていればいいような気がする。だって、誰の日常も、その日常よりもずっと大きなスケールを持つ何かと、絶対につながっているのだから。それを心から実感すること、そして、その実感を長く維持しておくことはとても難しい、ということはとりあえず措いておいて。
「ゾウガメのソニックライフ」は、わたしたちが感じているうんざりさ(および、その主な要因である社会)に、どこかしら普遍的なものがあることを、せめてものことと信じて、つくられます。(岡田利規)
上演作品
プロフィール
チェルフィッチュ
演劇ユニット
岡田利規が全作品の脚本と演出を務める演劇カンパニーとして1997年に設立し、今年(2017年)20周年を迎える。 独特な言葉と身体の関係性を用いた手法が評価され、現代を代表する演劇カンパニーとして国内外で高い注目を集める。2007年『三月の5日間』にて国外進出を果たして以降、世界70都市での上演歴を持つ。近年は海外のフェスティバルによる委託作品制作の機会も多く活動の幅をさらに広げている。山口情報芸 ...
申込み・チケット情報
前売り券発売日
- 一般発売
- 2011年1月8日(土)
チケットコード
- セブンコード(セブンチケット)
- 008-491
料金
前売り
- 一般
- 2,800円
- any会員
- 2,500円
- 25歳以下
- 2,000円
- 特別割引
- 2,500円
当日
- 一律
- 3,300円
備考
チケットの購入方法についてはこちらをご覧ください
特別割引は、シニア(65歳以上)と障がい者および同行の介護者が対象となります。
基本情報
開催日時 |
2011年3月13日(日) |
会場 | |
関連イベント | 1イベント |
申込み・チケット情報 | 有料 要チケット購入 |
前売り券発売日 |
一般発売 2011年1月8日(土) |
プレスリリース |
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クレジット |
主催:財団法人山口市文化振興財団 |