アンドロイド演劇「さようなら」/ロボット演劇「働く私」
平田オリザ、石黒浩
〈人間らしさ〉 と〈人の心〉
アンドロイドやロボットが、俳優と共演する演劇作品
劇作家/演出家の平田オリザと、ロボット工学の第一人者の石黒浩によるロボット演劇プロジェクトの2作を上演する公演です。
アンドロイド演劇「さようなら」では、実在のモデルそっくりに開発されたアンドロイドが、そしてロボット演劇「働く私」では、コミュニケーションロボットが、俳優と共演します。人間とロボットが共生する「日常」を描いた本作からは、「人間らしさ」や「人の心」とは何か、といった問いかけや、ロボットを介した多様なコミュニケーションの形が浮かび上がってきます。
公演終了後には、石黒浩らを迎えるトーク(18日)や、ロボットに出会えるイベント(19日)も開催。演劇とロボット工学が導く新たな視点、最先端技術に親しむ機会を、幅広い世代のみなさまに提供します。
終演後イベント
ロボティクスの最前線を知る。ロボットに出会える。終演後の2つのイベントで、人間とロボットの新しい関係を、発見する・体験する
ポストトーク[6月18日(土)終演後]
平田オリザ(劇作家/演出家)と石黒浩(ロボット研究者)によるトークイベント。
演劇の創作と、研究現場の様子についてご紹介するとともに、演劇がロボット工学に果たせる役割や、ロボットが演劇にもたらす展望について考えます。
アフターアワーカフェ[6月19日(日)終演後]
終演後には、気軽に作品についての感想を交換したり、作品鑑賞のポイントを深めるスペース「アフターアワーカフェ」。今回は、作品「働く私」に登場するコミュニケーションロボット「wakamaru」と共演俳優、さらにロボットを操作する技術者が登場。ロボットに出会い、質問したり、感想を話したり、実際の出演者、スタッフとの交流を楽しめます。
プロフィール
平田オリザ
劇作家、演出家
1962年東京都生まれ。こまばアゴラ劇場芸術監督、劇団「青年団」主宰、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授、内閣官房参与。 1982年に劇団「青年団」結成。「現代口語演劇理論」を提唱し、1990年代以降の演劇に大きな影響を与える。1995年「東京ノート」で第39回岸田國士戯曲賞受賞。2003年日韓合同公演「その河をこえて、五月」で第2回朝日舞台芸術賞グランプリ受賞。2006年モンブラン ...
石黒浩
ロボット研究者
1963年滋賀県生まれ。大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻教授、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)フェロー。工学博士。 社会で活動できる知的システムを持ったロボットの実現を目指し、これまでにヒューマノイドやアンドロイド、自身のコピーロボットであるジェミノイドなど多数のロボットを開発。ロボカップ世界大会では5度の優勝(TeamOSAKA)。「世界の生きている天才」ランキング(英Synec ...
申込み・チケット情報
チケット発売日
- 一般発売
- 2011年4月9日(土)
料金
前売り
- 一般
- 1,300円
- any会員
- 800円
- 25歳以下
- 600円
- 特別割引
- 800円
当日
- 一律
- 1,800円
備考
チケットの購入方法についてはこちらをご覧ください
特別割引は、シニア(65歳以上)と障がい者および同行の介護者が対象となります。