2050年から見る環境と芸術の未来
出演者 坂本龍一、竹村真一、Sachiko M
これからの芸術や文化が、可能にすること
YCAM10周年に先立ち、記念事業のアーティスティック・ディレクターを務める坂本龍一とゲストが、未来・次世代に向けたメッセージを発信するイベントです。
今回のイベントでは、「2050年から見た文明」をテーマに、坂本龍一氏と文化人類学者、竹村真一氏によるダイアローグ(対談)と、初共演となるサインウェイヴ奏者・Sachiko M(サチコ・エム)とのコンサートを開催します。
対談では、「2050年から見た文明」を主題に、未来に向けた社会と環境について、長期的な視点から考えていきます。大きな社会変化に直面した私たちは、どのように環境と向き合い、何を残していくべきか―。人々が出会い、対話し、地域と世界を結び続ける情報芸術の発信拠点を目指すYCAMが、坂本龍一氏とともに新たな提案を発信します。
また、Sachiko M(サチコ・エム)氏との初の共演となるコンサートでは、ピアノとサインウェイヴによる即興演奏を試みます。
圧倒的な速度で更新されていく情報化社会のなかで、私たちは、未来をどのように想像し、環境とどのように向き合っていくべきか――。2011年3月の東日本大震災、原発事故によって私たちが直面した、環境と芸術の関係性という切実な課題について、本イベントでは、長期的な視点の重要さを踏まえて考えていきます。
さらに、2050年に向けて、現在のわたしたちが創造するもの、芸術や文化ができること、残すべきものについて、坂本氏の提言とゲストとのダイアローグを、インターネット中継によってYCAMから世界へと発信します。
プロフィール
出演者
坂本龍一
音楽家
1952年生まれ。1990年よりニューヨーク在住。78年にアルバム『千のナイフ』でデビュー、同年YMOに参加。YMO散開後、数々の映画音楽を手がけ、作曲家としてアカデミー賞を受賞するなど世界的な評価を得ながら常に革新的なサウンドを追求している。99年に制作したオペラ「LIFE」以降は、環境・平和・社会問題に言及することも多く、2001年に発生した同時多発テロをきっかけに、論考集「非戦」を監修。また ...
竹村真一
文化人類学者
1959年生まれ。京都造形芸術大学教授。Earth Literacy Program代表。東京大学大学院文化人類学博士課程修了。地球時代の新たな「人間学」を提起しつつ、地球環境問題への独自な取組みを進める。Sensorium(1997 年アルス・エレクトロ二カでグランプリ受賞)、「触れる地球」(2005年グッドデザイン賞・金賞)や「100万人のキャンドルナイト」、ユビキタス携帯ナビ「どこでも博物館 ...
Sachiko M
サインウェーブ奏者/即興演奏家/作曲家
2000年発表『Sine Wave Solo』のミニマリスティックなサウンドで世界の注目を一気に集める。2003年『アルスエレクトロニカ・ゴールデンニカ賞』受賞。海外フェスティバルでの演奏、サウンドインスタレーションなどを行う中、ドラマ『あまちゃん』劇中歌『潮騒のメモリー』(共作:大友良英)の作曲をきっかけに作曲活動を開始。「音楽」と「美術」の間に切り込む『OPEN GATE』のキュレーション&デ ...
申込み・チケット情報
チケット発売日
- any会員先行予約
- 2011年11月12日(土)
- 一般発売
- 2011年11月19日(土)
料金
前売り 全席自由
- 一般
- 2,500円
- any会員
- 2,000円
- 25歳以下
- 1,800円
- 特別割引
- 2,000円
当日 全席自由
- 一律
- 3,000円
備考
チケットの購入方法についてはこちらをご覧ください
特別割引は、シニア(65歳以上)と障がい者および同行の介護者が対象となります。
基本情報
開催日時 |
2011年12月16日(金) |
会場 | |
申込み・チケット情報 | 有料 要チケット購入 |
チケット発売日 |
any会員先行予約 2011年11月12日(土) 一般発売 2011年11月19日(土) |
プレスリリース |
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クレジット |
主催:公益財団法人山口市文化振興財団 |