Phantom Exhibition~背骨のためのマテリアル:関連イベント
レクチャー+ポストトーク
外山紀久子、中谷芙二子、スティーヴ・パクストン
舞踊研究者の外山紀久子によるレクチャーと、スティーブ・パクストンと中谷芙二子によるトークイベントです。展覧会「Phantom Exhibition~背骨のためのマテリアル」の関連イベントとして開催します。
レクチャーでは、アート、ダンス、音楽などジャンルを超えた実験的な活動が展開された1950~60年代アメリカの文化状況を踏まえたうえで、スティーヴ・パクストンの活動とその意義についてご紹介します。このほか「ジャドソン・ダンス・シアター」といったトピックや、東洋思想の影響のもと、意識に働きかける重要なメディアとして身体が再発見されていくプロセスにも注目し、現在のアートシーン、コンテンポラリーダンスに至る系譜についても触れていきます。
レクチャーの後は、パクストン本人に、当時のアートシーンを目の当たりにしてきたアーティストの中谷芙二子を迎え、これまでのキャリアや、作品の制作プロセスについて語るトークイベントを開催します。
プロフィール
外山紀久子
舞踊研究者
東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。文学博士(東京大学)。美学専攻。著書に『帰宅しない放蕩娘:アメリカ舞踊におけるモダニズム・ポストモダニズム』(勁草書房、1999年)ほか。現在、埼玉大学教養学部教授。
中谷芙二子
アーティスト
1957年、米ノース・ウェスタン大学美術科卒業。66年、芸術と技術の実験グループ「E.A.T.」に加わり、数々の実験的プロジェクトに参加。70年の大阪万博ペプシ館で「霧の彫刻」を初めて制作し、以降、人工霧を使った霧環境、インスタレーション、公園設計、舞台作品等を世界各地で制作する。2001年には高谷史郎とともにインスタレーション『IRIS』をバレンシア・ビエンナーレで発表するなど、近年は、コンピュ ...
スティーヴ・パクストン
ダンサー/振付家
1939年、アメリカ合衆国アリゾナ州フェニックス生まれ。現在はヴァーモント州に住み、有機農業を営みながら、アメリカとヨーロッパを中心にダンスと振付の創作活動、講義、公演をおこなっている。マーサ・グレアムとホセ・リモンから現代舞踊を学んだ後、バレエ、合気道、ヨガ、太極拳、ヴィパッサナー瞑想などを修得。61〜65年、マース・カニングハム舞踊団のダンサーとして世界各地で公演。60年代はジャドソン・ダンス ...
参加費
- 参加無料
基本情報
開催日時 |
2009年5月24日(日) 15:00〜17:00 |
会場 | |
関連イベント | 1イベント |
参加費 | 参加無料 |