YCAM performance lounge #3 まことクラヴダンス公演
事情地域〈山口編〉
地域と観客との関わりを探り、シニカルに滑稽に日常の動作を紡ぎ出す
遠田誠主宰・まことクラヴ、山口に出現!
既存の舞台芸術の枠を超え、今日的な身体表現のあり方を広く紹介するダンス公演シリーズ「YCAM performance lounge(パフォーマンス・ラウンジ)」の第3弾です。今回は劇場をはじめとする様々な公共空間を舞台にダンス作品を発表する遠田誠主宰のダンスカンパニー・まことクラヴのダンス作品を上演します。
サラリーマンの名刺のやりとりや、飲食店でのレシートの取り合いなどの日常をとりまく、些細で、マニュアル化した動きを巧妙に紡ぎだし、シニカルに、そして滑稽にダンスへと変換するまことクラヴ。場空間はもちろん、電車や街角などの屋外をも舞台に、ジャージ姿で作品を発表、自らのダンス公演を「部活動」と称し活動を展開してきました。主宰であり部長の遠田誠は、踊り手と観客との関係を常に意識し、公演会場のある街(=場)を深く観察し、観客の暮らす日常生活の中に秘められた意識や記憶を、作品の中で取り扱っていきます。
今回上演する「事情地域〈山口編〉」では、山口市内各所で、ダンス映像を撮影し、作品の中で使用。住み慣れた街の風景の中に、突如出現する怪しい姿のまことクラヴメンバーは、これまでも電車や市役所の中で、劇場のカフェやロビーと、乗客や店員のように潜み、突如、動きを拡張しながら、一つのダンス作品へと融合させていきました。今回、遠田誠は、昨年夏に山口市をリサーチし、場の可能性を、湯田温泉、商店街、観光地と見いだしました。遠田の目には、この街がどのように映ったのか、そして、観客--場--ダンサーの関係をどのように作品に仕上げていくのか、ご期待ください。
上演作品
プロフィール
まことクラヴ
さまざまな物事のハザマ、境界線の在り処を探る為、2001年に発足した部活。ダンス、映像、演奏、諧謔、グラフィック・デザイン等の手法を駆使し、背番号付のジャージ姿で劇場のみならず美術館、映画館、電車内、商店街、路地、駅のホーム、歴史建造物内他あちこちに出没。 2005年"東京コンペ♯2 ダンス&パフォーマンス部門"にてダンスバザール大賞を受賞。 2006年"トヨタコレオグラフィーアワード"にてオーデ ...
申込み・チケット情報
料金
前売り 全席自由
- 一般
- 1,500円
- any会員
- 1,200円
- 特別割引
- 1,200円
当日 全席自由
- 一律
- 1,800円
備考
チケットの購入方法についてはこちらをご覧ください
特別割引は、シニア(65歳以上)と障がい者および同行の介護者が対象となります。