公開対談シリーズ#1
進化する伝統―300年後の大内人形
登壇者 小笠原貞雄、吉岡洋
美学者の吉岡洋と、大内塗職人の小笠原貞雄による公開対談イベントです。市民参加型プロジェクト「meet the artist 2007:一冊の本をみんなでつくる」の一環として開催します。
山口を代表する伝統工芸品「大内人形」の伝統を受け継ぐ桑原大内塗店の小笠原貞雄。伝統を受け継ぐ際に起きる情報の編集性という観点から哲学者の吉岡洋が迫ります。
この対談は、市民主導で一冊の書籍を作るというプロジェクトの一環であり、対談の様子はこのプロジェクトから刊行する書籍に収録するコンテンツのうちの一つとなります。
プロフィール
登壇者
小笠原貞雄
大内塗職人
昭和元(1926)年、広島市生まれ。昭和20(1945)年、広島で原爆に遭い山口へ。同年、桑原大内塗店に入所し、桑原宇之助氏に師事。実用的な漆器づくりの合間に作られていた大内人形を現在の形に作り上げた義父および妻の意匠と製作所を受け継ぎ、現在に至る。昭和34(1959)年、皇太子殿下(現天皇陛下)に御成婚記念品を献上。昭和53(1978)年には第2回全国伝統的工芸品展で山口県知事賞を受賞したほか、 ...
吉岡洋
昭和31(1956)年生まれ。京都大学文学部哲学科(美学専攻)、同大学院修了。甲南大学教授、情報科学芸術大学院大学(IAMAS・岐阜県大垣市)教授を経て、現在京都大学大学院文学科教授。著書に『情報と生命』(新曜社・室井尚氏との共著)、『<思想>の現在形』(講談社選書メチエ)など。京都芸術センター発行の批評雑誌『Diatxt.』(ダイアテキスト)1〜8号までの編集長を務める。展覧会企画と ...
参加費
- 参加無料
基本情報
開催日時 |
2007年9月29日(土) |
会場 | |
参加費 | 参加無料 |
プレスリリース |
|