Wanderlust―風来

オーストラリア・アデレード在住の振付家のリー・ウォーレンと山口市在住の振付家の宇野萬による新作ダンス作品を発表する公演です。

ウォーレンと宇野は、1996年に開催された第一回日豪ダンスコラボレーションで出会いました。それから10年、ともに50代半ばを迎えた日豪のベテラン振付家は、奇しくも同時期に大病を患い、そして復活を果たしました。
そんな二人は2005年1月より作品づくりのための交流を開始。山口とアデレードの広大な自然、歴史を互いに視察し合い、自身の人生を語り合うことで、松尾芭蕉の「奥の細道」を題材としたダンス作品「Wanderlust―風来」が結実します。

ダンサーは日本から国際的に活躍する舞踊家・川野眞子と若手の奇才・森山開次。そして映像作家・田畑哲稔。オーストラリアからはリー・ウォーレン＆ダンスカンパニーの先鋭ディオン・ハスティとジョー・ローズ。大地の恵みを素材に生かす衣裳デザインで注目を集めるデザイナーのインディア・フリントと、マルチな活躍で人気の音楽家のスチュワート・デイ。日豪のダンス、映像、衣裳、音楽のコラボレーションにご注目ください。