ココにある日常 ソコにある思い出―山口さんちの365日

市民参加プロジェクト「meet the artist 2005：記念日カレンダー山口版」の成果を発表する展覧会です。

日常をちょっと変わった視点で眺めるしかけを提供してくれるアーティストユニット「フタボンコ」と、彼らとの長期プロジェクトの募集に応えて集まった市民のグループ「オモイデコレクタス」。2005年9月のレクチャーでの出会いからこれまで、フタボンコが提案した「おもいで」というキーワードをもとに、山口市で起こった「おもいで」を収集する活動を共に続けてきました。
私たちが山口市に抱くイメージにはどんなものがあるでしょうか？この活動は、山口市で生活する人ひとりひとりの、何気ない日常の「おもいで」を集め、そこから見えてくるまちの姿を探るという試みです。「フタボンコ」＋「オモイデコレクタス」による取材や回収ボックスの設置、時にはお宅へ伺ったりもしながら、できるだけ市民の方々と直接顔をあわせる形で、たくさんの「おもいで」を集めていきました。この活動で集まった「おもいで」の総数は、およそ450。そのほとんどが、実は世界中の誰でもほほえみながら共感してしまうような普遍的な日常の断片です。そして、そのひとつひとつがこの街を形作っているのかもしれません。この展覧会でいつもと違った山口市の姿を「発見」してみませんか。