アンデルセン・プロジェクト
ロベール・ルパージュ、白井晃
魔法のように観るものの心を捉える〈映像の魔術師〉ロベール・ルパージュ演出作品
俳優・白井晃が一人芝居で挑む
カナダの演出家のロベール・ルパージュが演出を手がけ、俳優の白井晃が演じる作品を上演する公演です。
演劇に映像表現を巧みに取り入れ、独自の演劇空間を創出するロベール・ルパージュの演出作品が山口にやってきます。ルパージュの作風は「ルパージュ・マジック」とも称され、世界中のファンを魅了。近年では、シルク・ド・ソレイユの最新作「KA」の演出も手掛け、話題を呼んでいます。
今回上演する「アンデルセン・プロジェクト」は、2005年のアンデルセン生誕200周年を記念して、ルパージュが委嘱されて制作した作品です。これはアンデルセン童話をもとにオペラを製作するカナダ人作詞家、それを依頼したオペラ座のディレクター、そして作詞家の住むアパートのモロッコ人掃除係の3人の登場人物を通してアンデルセンの実像を浮かび上がらせようとする物語です。
出演は、テレビや舞台で活躍する白井 晃。三谷幸喜作品のミュージカル「オケピ!」やテレビドラマ「古畑任三郎」でも個性的な演技で人気を博しています。
メルヘンの裏に隠された童話作家アンデルセンの心模様を、ロベール・ルパージュと白井晃がどのように描き出すか、どうぞ、ご期待ください。
白井 晃からのメッセージ
海外から数多くの演出家が来日して活動していますが、ロベール・ルパージュは、私にとって最も印象深く、最も共感を抱いた演出家のひとりです。
衝撃だったのは、近作のひとり芝居「月の向こう側」。感銘を受け、客席でひとり茫然としていたのを昨日のことのように覚えています。ルパージュ作品は、視覚的効果を駆使した演出で、我々の既成の概念を、いとも簡単にぶち壊し、演劇表現の可能性を見せつけてくれました。
ロベール・ルパージュと私は同世代。ルパージュ本人と初めて会って話をした時から、初対面とは思えないほど、話題が多岐にわたり、共感できることが多く、「運命的な出会い」だと直感しました。
今回、ルパージュ作品の日本語上演に出演し、共に創作するプロセスは、自分にとって、もう一度演劇とのかかわりを見つめ直す、貴重な経験になると思っています。
上演作品
- 準備中
アンデルセン・プロジェクト
プロフィール
ロベール・ルパージュ
演出家
1957年生まれ。舞台に映像表現を巧みに取り入れた先駆者。日本文化、とりわけ伝統芸能への造詣が深く、歌舞伎のスペクタクル性や文楽のテクニックを随所に盛り込んだ斬新な舞台で、壮大な絵巻物を展開させる名手としても知られる。日本では、サイトウ・キネン・フェスティバル松本で小沢征爾による「ファウスト」(1999年)を演出し、音楽界で話題に。「月の向こう側」(2002年世田谷パブリックシアター/東京)で日本 ...
白井晃
舞台演出家/俳優
1957年生まれ。1983〜2002年にかけて『遊◎機械/全自動シアター』を主宰。2001年、2002年と連続して、第9回、第10回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞。一方、俳優としても、三谷幸喜の初のミュージカル作品「オケピ!」(2003年)や、テレビドラマ「王様のレストラン」(1995年)、「古畑任三郎」(第2期芳賀刑事役/1996年)でも活躍し、幅広い活動を展開。
申込み・チケット情報
チケット発売日
- any会員先行予約
- 2006年6月10日(土)
- 一般発売
- 2006年6月17日(土)
チケットコード
- Lコード(ローソンチケット)
- 69886
料金
前売り 全席指定
- 一般
- 3,500円
- any会員
- 3,000円
- 特別割引
- 3,000円
ポール=アンドレ・フォルティエ「1×60」とのセット券 前売り 全席指定
- 一般
- 5,000円
- any会員
- 4,000円
備考
チケットの購入方法についてはこちらをご覧ください
特別割引は、シニア(65歳以上)と障がい者および同行の介護者が対象となります。
基本情報
開催日時 |
2006年7月29日(土)、30日(日) |
会場 | |
申込み・チケット情報 | 有料 要チケット購入 |
チケット発売日 |
any会員先行予約 2006年6月10日(土) 一般発売 2006年6月17日(土) |
プレスリリース |
|
クレジット |
主催:財団法人山口市文化振興財団 |