Small Fish
古川聖、藤幡正樹、ウォルフガング・ミュンヒ
藤幡正樹、古川聖、ウォルフガング・ミュンヒによるインスタレーション作品の展示です。
『Small Fish』は、従来の五線譜楽譜という音楽表記や作曲の手法を、まったく別のビジュアルに置き換え、さらに簡単に演奏に結び付けることができるソフトウェアです。画面上に用意された色も形も個性的なさまざまな<オブジェクト画像>は、楽譜でもあり、画像を動かすことで音を奏でる楽器でもあります。それらを自由に移動させることで、音の高さやメロディー、音の出るタイミングが変わっていきます。ユーザーは複数のオブジェクトをうまくコントロールすることで、幾種類もの音が重なりあう複雑な音楽と演奏をつくりだすことができるのです。
『Small Fish』のメニューにはたくさんの画面があり、それぞれに異なる音楽の展開になります。ユーザーはTOP画面に並べられた単語の中から好きな楽曲譜を選択することができます。まず気になった単語をクリックし、そのページを開いてみてください。それからそこに登場している<オブジェクト画像>を自由に動かして(※クリックしたままドラッグする)みてください。いろいろ動かすうちに、あなたはいつのまにか自分のオリジナルの音楽を作曲しているはずです。
展示作品
- 準備中
Small Fish
プロフィール
古川聖
音楽家/作曲家
1959年東京生まれ。東京およびドイツ在住。ベルリンおよびハンブルクの音楽アカデミー(ドイツ)でイサン・ユン、ジェルジ・リゲティのもとで作曲を学ぶ。1991年スタンフォード大学(USA)の客員作曲家。カールスルーエのZKM(ドイツ)のアーティスト・イン・レジデンス。ジーメンス・プロジェクト奨学金(1992年、1993年)、北部ドイツラジオ音楽賞(1994年)など多くの賞を受賞。2000年、アルス・ ...
藤幡正樹
メディアアーティスト
メディアアートのパイオニアとして、1980年代にCG作品《Mandala1983》、《MIROKU_Maitreya》をSigGraph等で発表して話題となる。その後コンピュータによる彫刻作品《Geometric Love》、《Forbidden Fruits》を経て、90年代にはインタラクティブ作品《Beyond Pages》を発表、同作品は98年にドイツ、カールスルーへのZKMに収蔵される。9 ...
ウォルフガング・ミュンヒ
メディアアーティスト/エデュケーター
シュトゥットガルト国立美術大学(ドイツ)とウィーン応用美術大学(オーストリア)で美術を学び、1996 年からドイツのカールスルーエの ZKM を拠点に活動する。その間、インタラクティブな情報システム「パノラミック・ナビゲーター」などソフトウェアの開発や「アート・インタクト」、「デジタル・アーツ・エディション」といったシリーズの制作をおこなう。インタラクティブ・メディアについての講義を、メルツ・アカ ...
入場料
- 入場無料
基本情報
開催日時 |
2004年1月4日(日)〜4月12日(月) 10:00〜22:00 |
イベント休止日 |
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会場 |
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入場料 | 入場無料 |
クレジット |
主催・共催・後援:財団法人山口市文化振興財団、山口県、山口県教育委員会、第21回国民文化祭山口県実行委員会、山口市、山口市教育委員会、第21回国民文化祭山口市実行委員会 |