二兎社演劇公演
萩家の三姉妹
チェーホフの名作「三人姉妹」を大胆にアレンジ
渡辺えり子主演の一癖も二癖もあるラブ・ストーリー
劇作家・演出家の永井愛が主宰する劇団・二兎社の演劇作品を上演する公演です。
本作が下敷きにしているのは、ロシアの文豪チェーホフの名作『三人姉妹』。チェーホフの三人姉妹はそれぞれ人生の難問や危機に直面して、恋愛や仕事にその解決の道を求めます。永井愛はそれを現代日本の女性の視点からまったく新しく作り変えました。萩家の三姉妹が直面するのは、ひとことで言えば「フェミニズム」に関わる諸問題。現在の日本社会にある男女の性的な役割(=ジェンダー)の違いや社会的な地位の差が引き起こすいろいろな矛盾や問題に三姉妹は出会い、それぞれのやり方、考え方で、恋と仕事に理想的な生き方を発見しようとします。「恋愛」というプライベートな現場は、男女の利害がもつれあう、熾烈な戦いの場でもあります。
本作は「恋愛」という問題に振り回される男女の姿を見据え、バラバラに混迷する男女の意識に焦点を当て、それを脱構築する(!?)喜劇、「ありそうでなかった」異色の試みです。2000年9月に世田谷パブリックシアターとの提携公演として初演された際は、各方面から高い評価を受け、紀伊國屋演劇賞団体賞・読売演劇大賞優秀作品賞・優秀演出家賞・読売文学賞を受賞しました。今回の再演にあたっては、長女の大学助教授役として、テレビ、映画での活躍もめざましい渡辺えり子が二兎社に初参加します。ますますパワーアップした、一癖も二癖もあるラブ・ストーリーにご期待ください。
上演作品
- 準備中
萩家の三姉妹
プロフィール
二兎社
劇団
1981年、大石静と永井愛の二人が設立し、それぞれのオリジナル作品を交互に上演する形でスタート。『カズオ』などの「早替わり二人芝居」で人気を博しましたが、大石の退団した1991年以降は、永井の作・演出作品をプロデュースする演劇ユニットとして活動を続けています。二兎社の新機軸となった「戦後生活史劇三部作」は、敗戦直後や高度成長期、安保闘争末期などの転換期に、時代に翻弄されるよう ...
申込み・チケット情報
チケット発売日
- any会員先行予約
- 2003年8月22日(金)
- 一般発売
- 2003年8月29日(金)
チケットコード
- Lコード
- 62351
料金
A席 前売り
- 一般
- 3,500円
- any会員
- 2,500円
- 特別割引
- 2,500円
- 青少年(18歳未満)
- 2,500円
B席 前売り
- 1,500円
備考
チケットの購入方法についてはこちらをご覧ください
特別割引は、シニア(65歳以上)と障がい者および同行の介護者が対象となります。
基本情報
開催日時 |
2003年11月12日(水)、13日(木) |
会場 | |
申込み・チケット情報 | 有料 要チケット購入 |
チケット発売日 |
any会員先行予約 2003年8月22日(金) 一般発売 2003年8月29日(金) |
クレジット |
作・演出:永井愛 主催:財団法人山口市文化振興財団 |