YCAMオープンラボ2018関連映画上映

火星にたった独り取り残された宇宙飛行士マーク。次の火星探査機がやってくるのは4年後。火星の過酷な環境のなか、植物学者でもあるマークは型破りな方法を次々に実行し、食糧も酸素も水も絶対的に足りない極限の状況を、ポジティブな行動力とDIY精神によって何度も乗り越えてゆく。NASAの全面的な協力によって科学考証を経た宇宙開発の細部のリアリティと、エンターテイメント要素がベスト・ミックスされたSFサバイバル映画。

『きみの鳥はうたえる』の三宅唱監督が、YCAMインターラボおよびYCAMバイオ・リサーチ・プロジェクトと協働し、約8ヶ月の滞在制作を経て完成した青春映画。出演者は三宅監督による中高生映画制作ワークショップによって発掘された。YCAMの架空のワークショップ「山口のDNA図鑑」を物語の出発点に置き、撮影日ごとの脚本が三宅監督により準備され、演技のプロではない出演者たちの成長が物語に影響しつつ撮影が進行していった。