優秀映画観賞推進事業
溝口健二監督特集
確固たる美意識に基づき究極のリアリズム追求した映画作家・溝口健二。
※すべて35ミリフィルムでの上映となります。
上映作品4作品
作品上映
西鶴一代女
作品上映
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西鶴一代女
井原西鶴の「好色一代女」を映画化。原作にある女の自己主張や被害者意識を極力排し、男性本位の都合で不思議な一生をたどってしまう女を、客観的に凝視する手法で描く。社会の底辺で生きる女は、ふと入ったお寺の五百羅漢を見ているうち、過去に出会った男達の顔を次々と思い浮かべる。
1952年/新東宝=児井プロ/137分/モノクロ
監督:溝口健二
原作:井原西鶴
脚本:依田義賢
撮影:平野好美
音楽:斉藤一郎
美術:水谷浩
出演:田中絹代、山根寿子、三船敏郎、宇野重吉、菅井一郎、進藤英太郎、清水将夫、加東大介
作品上映
雨月物語
作品上映
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雨月物語
上田秋成の短篇「浅茅ケ宿」と「蛇性の淫」が原作。欲望と幸福、戦争と平和といった、いつの時代にも通じる普遍的な主題を、戦国時代の二組の夫婦を通じて対照的に描いた作品。霧に覆われた湖を行く船や朽木屋敷の描写に独特な様式美を感じることができる。
1953年/大映/96分/ モノクロ
監督:溝口健二
原作:上田秋成
脚色:川口松太郎、依田義賢
撮影:宮川一夫
音楽:早坂文雄
美術:伊藤熹朔
出演:京マチ子、水戸光子、田中絹代、森雅之、小沢栄太郎
作品上映
山椒大夫
作品上映
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山椒大夫
森鴎外の短篇小説を原作に中世荘園の奴隷制度における悲劇をリアルに描く。ヴェネチア国際映画祭で『雨月物語』に続く二年連続の受賞に輝いた力作。映画化に伴い、姉安寿と弟厨子王が成人してからの二人に重点が置かれるとともに、安寿を妹、厨子王を兄と設定を変えている。
1954年/大映/124分/ モノクロ
監督:溝口健二
原作:森鴎外
脚色:八尋不二、依田義賢
撮影:宮川一夫
音楽:早坂文雄
美術:伊藤熹朔
出演:田中絹代、花柳喜章、香川京子、清水将夫、進藤英太郎
作品上映
浪華悲歌
作品上映
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浪華悲歌
大阪の製薬会社で電話交換手として働くモダンガールのアヤ子。家族の経済的苦境を救うため、恋人がいるにもかかわらず、言い寄ってきた社長の囲われものとなるが…。山田五十鈴は本作で大女優へと飛躍し、溝口と再びコンビを組んだ『祇園の姉妹』とともに二人の代表作となった。
1936年/第一映画/72分/ モノクロ
監督・原作:溝口健二
脚色:依田義賢
撮影:三木稔
美術:久光五郎、木川義人、岸中勇次郎
出演:山田五十鈴、梅村容子、大久保清子、志賀廼家弁慶、進藤英太郎、原健作、志村喬
上映/イベントスケジュール
上映期間:2018年9月27日(木)〜30日(日)
日付 | 時間 |
上映作品 イベント |
9月27日(木) | 11:00〜12:12 |
浪華悲歌 |
9月27日(木) | 13:30〜15:47 |
西鶴一代女 |
9月28日(金) | 11:00〜12:36 |
雨月物語 |
9月28日(金) | 13:30〜15:34 |
山椒大夫 |
9月29日(土) | 13:30〜15:06 |
雨月物語 |
9月29日(土) | 16:00〜18:17 |
西鶴一代女 |
9月30日(日) | 13:30〜14:42 |
浪華悲歌 |
9月30日(日) | 15:30〜17:34 |
山椒大夫 |
作品が見つかりませんでした。 |
チケット情報
基本情報
上映期間 |
2018年9月27日(木)〜30日(日) |
上映作品 | 4作品 |
チケット情報 | 有料 |
クレジット |
主催:公益財団法人山口市文化振興財団/文化庁/国立映画アーカイブ |