山戸結希という才能

映画と音楽の祭典"MOOSIC LAB"で、審査員の圧倒的支持のもとグランプリに輝き、昨年12月テアトル新宿の実写レイトショー記録を13年ぶりに塗り替えて話題を呼んだ青春映画。田舎に暮らす高校3年の高崎しほは、まだ愛を知らない。私がどんな人間なのか、照らしてくれるたったひとりに出会う初恋の記憶。少女の膨れ上がる心は、傷だらけで踊る。初めまして、愛の言葉よ。

『おとぎ話みたい』でコラボレーションした、バンド「おとぎ話」の曲「COSMOS」のミュージックビデオ。

熱海に住む女子高生2人、男子高生2人の夏のストーリー。AKBに憧れる自意識過剰な美少女舞子は海辺の田舎町で浮いている。日本舞踊が趣味の「ホトケの菅原」だけが唯一の友達であり、 強烈な依存関係に陥っている。そんな中、三味線部の笹谷、古野との出会いは契機となる。その音色が響いた時、彼女達が迎えるひと夏の成熟を描く－。

映画監督にならなければ哲学研究者を目指していたという山戸結希が試問形式で問いかける、運命の人との正しい出会い方。凄まじい情報量が応酬する各3分×3つの物語と、クライマックスで爆発する終問歌の奇跡。かつての8mm映画のごとく危うさに満ちた画面をハイスピードに潜り抜け、デジタル時代の懐かしい少女に新しく出会う、言葉にならないポップで異様な映画体験。PFFアワード2012にも入選し、鮮烈な輝きを放つ傑作短編。

出演・小松菜奈、中島哲也監督『渇き。』のDVD映像特典として製作され、メイキング監督を山戸が務めた。『渇き。』でヒロインに抜擢され、数々の女優賞を受けることとなった小松菜奈にスポットを当てた本作は、丹念に彼女の魅力が照射され、未来へと向かって生きる今の「私」の横顔が浮かび上がる。

乃木坂46・11thセンターを務めた西野七瀬、初のソロMV。画面の左側には、アイドルにならなかった西野七瀬、右側には、乃木坂46に入ってからの人生が、虚実入り交じるパラレルワールドとして表現されている。2015年3月8日、全国地上波「乃木坂ってどこ？」で初公開され、全国的な話題を呼んだ。