映画で見る／知るアジア

政治犯収容所題14号管理所で政治犯の両親から生を受け、2005年脱出したシン・ドンヒョクのインタビューを元に、アニメーションを交え、明らかにされる北朝鮮強制収容所の実態。

1991年千葉で開催された世界卓球で優勝を果たした南北統一チームの実話を元にした、スポーツ・エンタテインメント！
韓国でスター選手ヒョン・ジョンファ（ハ・ジウォン）。
千葉で行われる世界卓球選手権大会を控え、南北統一チームが結成されるという知らせが舞い込む。南北の選手たちは練習方法から価値観まで全く正反対。北朝鮮代表のリ・プニ（ペ・ドゥナ）との神経戦も日増しに深刻になりながら、大会の日を迎える。

サンダンス国際映画祭2013 ワールド・シネマグランプリ

韓国現代史最大のタブー「済州島4・3事件」。
1948年に起きた済州島民の武装蜂起と当局による無差別虐殺を劇映画として初めて完成させた。

北京《鳥の巣スタジアム》設計に参加した中国随一の現代美術家にて痛烈な自国批判者アイ・ウェイウェイ。2011年中国当局に拘束される。軟禁状態でもメッセージを発信し続けたパワフルなアーティストの肖像。

第25回東京国際映画祭コンペティション部門出品／第15回台北映画祭出品

空に浮遊する「黒四角」に誘われ荒野にたどり着き、突然現れる裸体の男。主人公は不思議な世界に導かれていく。日本と中国の戦争と現在という危ういテーマを扱った本作は、未だ中国本土での公開は認められていない。

1895年から1945年まで日本の統治下にあった台湾。日本語教育を受けたかつて日本人だった人たちが語るそれぞれの人生。彼らが求めた居場所とは戦後70年の道のり。台湾、ジャカルタ、そして横浜へ。

酒井充子トークイベント

各回「台湾アイデンティティー」上映終了後、酒井充子監督による舞台挨拶・質疑応答があります。

第53回カンヌ映画祭監督賞

台北に住むヤンヤンとその姉、母、父、それぞれの物語から浮かび上がる現代の家族の肖像。ホウ・シャオシェンとともに、台湾ニューシネマを代表し、2007年に比類なき才能を惜しまれつつ亡くなったエドワード・ヤン監督遺作。

ヤンヤンは、優しい祖母、友人とともにコンピューター会社を経営する父NJ、母ミンミン、そして高校生のティンティンの5人家族で台北のマンションに何不自由なく暮らしている。ところが、叔父の結婚式の日を境に一家に様々なトラブルが起こり始める。
祖母は脳卒中で昏睡状態に陥り、そのために、母は精神不安定になって新興宗教に救いを求めるようになる。父の会社は倒産の危機に立たされ、友人との間にもストレスが溜まり始め窮地に立たされる。そんなとき、偶然にも初恋の人と再会することになった。一方、姉は、隣家の少女のボーイフレンドから手紙を預かったのがきっかけで彼と付き合うようになるが...。

一部日本で行われた美しいロケーション撮影、ゲームソフト開発者を演じるイッセー尾形のキャラクターも忘れがたい。ラスト、ヤンヤンの朗読シーンには落涙必至。

第66回カンヌ映画祭〈ある視点部門〉グランプリ／アカデミー賞外国語映画賞ノミネート

ポル・ポト率いるクメール・ルージュによる粛正により数百万人の市民が虐殺され、カンボジア文化華やかし時代の写真や映像はすべて破棄された。その失われた映画や写真は果たして甦るのだろうか？犠牲者の葬られた土から作られた人形たちが、35年前の虐殺の成り行きを語り始め、発掘された映像によってその悲劇が紐解かれていく。

急激に変化していく中国現代社会で実際に起きた事件から着想を得た、ひたむきに生きる人々の姿を描く濃厚な人間ドラマ。 村の共同所有だった炭鉱の利益が実業家に独占されたことに怒る山西省の男、妻子には出稼ぎだと偽り強盗を繰り返す重慶の男、しつこく迫る客を切りつけてしまう湖北省の女、ナイトクラブのダンサーとの恋に苦悩する広東省の男の4つのストーリーがセンセーショナルに展開する。

第70回ヴェネツィア国際映画祭特別招待／第35回ナント三大陸映画祭銀の気球賞

精神病患者1 億人を抱える中国。精神病院内で撮影された初めての国際的ドキュメンタリー。初めて見る中国の精神病院の内部"という衝撃以上に胸に残るのは、「存在しない」ことになっている隔絶された場所で生きる人間たちの、誰も耳を傾けることのない愛を求める声である。

※ 前編・後編一本ずつ入れ替えとなります。【半券割引】『収容病棟』前編半券お持ちのお客様は、2本目は一般=800円／any会員・25歳以下・特別割引の半券割引のお客様=500円で後編をご覧いただけます。