Select CINE TECTONICS #2
ボリス・バルネット監督特集
Select CINE TECTONICS=2は、旧ソ連のボリス・バルネット監督作品を3作上映します。バルネットは1920年代のロシア/ソ連で、エイゼンシュティンと同じ レフ・クレショフ監督の映画実験工房で学び、サイレントからカラー作品まで、エイゼンシュティンとは対局的な多様なジャンルの作品を生み出しました。瑞々 しい映像感覚と生き生きとした話術を開拓し、戦前戦後に渡って駆け抜けた映画作家といえるでしょう。戦後のヌーベル・ヴァーグによる注目から、生誕100 年を経て、映画作家として再評価が高まっています。(山口県下初上映)
上映作品3作品
作品上映
国境の町
Окраина
作品上映
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国境の町
Окраина
ロシア国境の町。この平和な田舎町もドイツがロシアに宣戦布告すると混乱が広がっていく。
捕虜としておくられてきたドイツの若いドイツ兵と靴屋の娘の許されざる恋を中心に戦争の悲劇・無情さと、革命の勝利を描く群像劇。戦前のバルネットの代表作の一つ。
1933年/96分/トーキー/白黒
監督 : ボリス・バルネット
原作:コンスタンティン・フィン
脚本:コンスタンティン・フィン/ボリス・バルネット
撮影:ミハイル・キリロフ/A・スピリドノフ
音楽:セルゲイ・ワシレンコ
出演:エレーナ・クジミナ、セルゲイ・コマーロフ、ハンス・クレーリング、アレクサンドル・チスチャコフ
作品上映
諜報員
Подвиг разведчика
作品上映
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諜報員
Подвиг разведчика
第二次世界大戦中、ドイツ軍の極秘文書を手に入れようとするソ連の諜報員(スパイ)。敵国へ潜入し、何度も窮地に立たされる度に、巧みな作戦で敵を欺きナチス総司令本部へと近づいていく。スリルに満ちた演出で観客を引き込んでいく様はヒッチコックを連想させる。
1947年/97分/トーキー/白黒
監督:ボリス・バルネット
脚本:ミハイル・ブレイマン、コンスタンチン・イサーエフ、ミハイル・マクリャルスキー
撮影:ダニール・デムツキー
音楽:ドミトリー・クレバーノフ、オスカル・サンドレル
出演:パーヴェル・カドチニコフ、ミハイル・ロマノフ、ヴィクトル・ドブロヴォリスキー、アムヴロシー・ブチマ
作品上映
青い青い海
У самого синего моря
作品上映
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青い青い海
У самого синего моря
カスピ海で嵐の為に難破した船に乗っていた若者2人。
流れついた場所で働き始めた彼らは、美しい娘に恋をする。彼女をめぐりライバルとなった彼らの三角関係をユーモラスにロマンチックに描く。
白黒ながらも壮大な青い海を表現したカメラワークを背景に友情と恋の青春ドラマが繰り広げられる。
1935年/71分/トーキー/白黒
監督 : ボリス・バルネット
脚本:クリメンティ・ミンツ
撮影:ミハイル・キリロフ
音楽:S・ポトツキー
出演:ニコライ・クリューチコフ/レフ・スヴェルドリン、エレーナ・クジミナ
上映/イベントスケジュール
上映期間:2008年4月18日(金)〜20日(日)
日付 | 時間 |
上映作品 イベント |
4月18日(金) | 14:00〜15:36 |
国境の町 |
4月18日(金) | 19:00〜20:37 |
諜報員 |
4月19日(土) | 14:00〜15:11 |
青い青い海 |
4月19日(土) | 16:00〜17:36 |
国境の町 |
4月20日(日) | 14:00〜15:37 |
諜報員 |
4月20日(日) | 16:00〜17:11 |
青い青い海 |
作品が見つかりませんでした。 |
チケット情報
基本情報
上映期間 |
2008年4月18日(金)〜20日(日) |
上映作品 | 3作品 |
チケット情報 | 有料 |
クレジット |
協力:エイゼンシュテインシネクラブ、アテネフランセ文化センター |