パリ、ジュテーム

現代に活躍する18人の映画監督が、パリを舞台に、それぞれ5分間に凝縮した人間模様を綴る『パリ、ジュテーム』。かつて、ジャン＝リュック・ゴダールやエリック･ロメールなど、ヌーヴェル･ヴァーグを代表する6人の監督が6つの物語で、それぞれのパリ模様を描いた『パリところどころ』から40年、新たなパリの魅力満載の映画が誕生した。本作には、フランスやヨーロッパの映画監督だけではなく、北米、南米、オーストラリア、アフリカそして日本の監督も参加、パリの20区を舞台に、個性あふれる18の物語が繰り広げられる。俳優陣の豪華な顔ぶれにもご注目。例えば6区カルチェラタンではフランスの名優ジェラール･ドパルデュー（共同監督兼）とジーナ･ローランズ（脚本兼）という、感嘆で思わずため息が出る競演も。日本からは、新作『不完全なふたり』が注目される諏訪敦彦監督が、ジュリエット･ビノシュ主演で、2区ヴィクトワール広場を舞台にした物語で参加。それでは全20区、ごゆっくりご堪能を。
解説：大久保雅子（コミュニティシネマ／プログラムコミッティ）

「モンマルトル」
監督：ブリュノ・ポダリデス
出演：フロランス・ミュレール、ブリュノ・ポダリデス

「セーヌ河岸」
監督：グリンダ・チャーダ
出演：レイラ・ベクティ、シリル・デクール

「マレ地区」
監督：ガス・ヴァン・サント
出演：マリアンヌ・フェイスフル、イライアス・マッコネル、ギャスパー・ウリエル

「チェイルリー」
監督：ジョエル&イーサン・コーエン
出演：スティーヴ・ブシェミ

「16区から遠く離れて」
監督：ウォルター・サレス&ダニエラ・トマス
出演：カタリーナ・サンディノ・モレノ

「ジョワジー門」
監督：クリストファー・ドイル
出演：リー・シェン、バーベット・シュローダー

「バスティーユ」
監督：イサベル・コイシェ
出演：ミランダ・リチャードソン、セルジオ・カステリット

「ヴィクトワール広場」
監督：諏訪敦彦
出演：ジュリエット・ビノッシュ、ウィレム・デフォー

「エッフェル塔」
監督：シルヴァン・ショメ
出演：ヨランド・モロー、ポール・パトナー

「モンソー公園」
監督：アルフォンソ・キュアロン
出演：ニック・ノルティ、リュディヴィーヌ・サニエ

「デ・ザンファン・ルージュ地区」
監督：オリヴィエ・アサイヤス
出演：マギー・ギレンホール、リオネル・ドレイ

「お祭り広場」
監督：オリヴァー・シュミッツ
出演：アイサ・マイガ、セイドゥ・ボロ

「ピガール」
監督：リチャード・ラグラヴェネーズ
出演：ファニー・アルダン、ボブ・ホスキンス

「マドレーヌ界隈」
監督：ヴィンチェンゾ・ナタリ
出演：イライジャ・ウッド、オルガ・キュリレンコ

「ペール・ラシェーズ墓地」
監督：ウェス・クレイヴン
出演：エミリー・モーティマー、ルーファス・シーウェル

「フォブール・サン・ドニ」
監督：トム・ティクヴァ
出演：ナタリー・ポートマン、メルキオール・ベスロン

「カルチェラタン」
監督：フレデリック・オービュルタン&ジェラール・ド・パルデュー
脚本：ジーナ・ローランズ
出演：ジーナ・ローランズ、ベン・ギャザラ、ジェラール・ド・パルデュー

「14区」
監督：アレクサンダー・ペイン
出演：マーゴ・マーティンデイル