父と暮せば
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父と暮せば
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父と暮せば
井上ひさしの名戯曲を映画化
コミュニティシネマ山口で昨夏上映した「美しい夏キリシマ」に続く黒木和雄監督の戦争レクイエム三部作の仕上げの作品です。作家・井上ひさし氏が描く傑作戯曲の映画化。
広島原爆投下から3年、生き残ったうしろめたさから幸せになることを拒否し、息を殺すようにひっそりと暮らす美津江(宮沢りえ)。ある日彼女は一人の青年(浅野忠信)と出会い互いにひかれあうが「うちは幸せになってはいけんのじゃ……」と、恋心を必死に押えつけようとする。そんな彼女の前に死んだはずの父竹造(原田芳雄)が突然おしいれから現れる。竹造は自ら美津江の「恋の応援団長」を名乗り、なだめ、はげまし、ありとあらゆる方法で美津江の心を開かせようとするのだが……。
ほぼ全編、宮沢と原田のかけあいで、広島弁でしゃべる膨大な会話を軸に進行し、まるで舞台をそのまま見ているようです。それだけに相当の演技力が必要とされるが、特に宮沢は原爆資料館に何時間もたたずみ美津江と完全に一体化するまで役作りに没頭したそうです。亡霊(のはずの)父親、原田がこれまた実に絶妙。いたるところから現れ、もうそのおかしさといったら……。全編、穏やかな笑いにつつまれながら、人が人の上にこんな悪魔を落としては絶対にいけない、という原作者、監督、出演者の強い思いが心にしっかりと焼き付く秀作です。
解説:小澤由己子(コミュニティシネマ/プログラムコミッティ)
2004年/99分/日本
監督:黒木和雄
原作:井上ひさし 『父と暮せば』(新潮社刊)
美術監督:木村威夫
出演:宮沢りえ、原田芳雄、浅野忠信
上映/イベントスケジュール
上映期間:2005年8月12日(金)〜14日(日)
日付 | 時間 |
上映作品 イベント |
8月12日(金) | 13:00〜14:39 |
父と暮せば |
8月12日(金) | 19:00〜20:39 |
父と暮せば |
8月13日(土) | 13:00〜14:39 |
父と暮せば |
8月13日(土) | 16:00〜17:39 |
父と暮せば |
8月14日(日) | 13:00〜14:39 |
父と暮せば |
8月14日(日) | 16:00〜17:39 |
父と暮せば |
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チケット情報
料金
当日
- 一般
- 1,000円
- any会員
- 800円
- 学生
- 800円
- any会員の学生
- 500円
- 青少年(18歳未満)
- 500円
- 特別割引
- 500円
備考
チケットは当日券のみ。館内2階・スタジオC前の券売機でご購入ください。
特別割引は、シニア(65歳以上)と障がい者および同行の介護者が対象となります。
基本情報
上映期間 |
2005年8月12日(金)〜14日(日) |
上映作品 | 1作品 |
チケット情報 | 有料 |