点と線
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作品上映
点と線
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点と線
日本推理小説史上に残る名作を映画化
小倉城の一角にある松本清張記念館を訪れたことのある人は皆、入り口の壁一面に展示されている彼の作品群を見て圧倒されたに違いない。82年の生涯のうち前半生は、見習い・給仕・一介の会社員として働き42歳の時「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を得たのをきっかけにして作家生活に入った。彼の作品の対象は、フィクション・ノンフィクション・古代史・現代史・評伝と多岐にわたりその総数は1000作を超えている。館内に彼の書斎を再現してあるが、その膨大な資料と3万冊に及ぶ蔵書には圧倒される。各作品を執筆する前に、彼がどれほど入念に調査、準備をしたかが分かる。海外の取材旅行の際、英語で質問する彼の姿を撮影したビデオや旅先からの家族への手紙などからも、清張の人柄が窺える。司馬遼太郎と並んで「昭和の巨人」と称される松本清張。しかし次々と問題作、話題作を社会に発表する陰には「人間の本質を知りたい」という飽くなき探求心と、強靱な精神力に支えられた不断の努力があったに違いない。
今回の「点と線」は推理小説ブームという社会現象を巻き起こした話題作。博多香椎湾で見つかった男女の死体。男は高級官僚。女は高級料亭の女中。心中?その背後にあるものは?推理小説史上に残る時刻表を駆使したトリック。今は廃止された寝台特急あさかぜ、青函連絡船と国鉄黄金期の時代が感じられる。時代を反映しつつ、また人間の心の深層に潜む「何か」を作品の中に込めてきた彼の作品は、多くの大衆の共感を得てきた。
没後12年過ぎた今でも、強力なエネルギーを放ちつつある松本清張。常に全力で生きた彼の作品を、どうぞお楽しみ下さい。
解説:岩尾三千代(コミュニティシネマ/プログラムコミッティ)
1958年/85分/日本
監督:小林恒夫
原作:松本清張
出演:南広、山形勲、高峰三枝子、加藤嘉、志村喬
上映/イベントスケジュール
上映期間:2005年7月22日(金)〜24日(日)
日付 | 時間 |
上映作品 イベント |
7月22日(金) | 13:00〜14:25 |
点と線 |
7月22日(金) | 19:00〜20:25 |
点と線 |
7月23日(土) | 13:00〜14:25 |
点と線 |
7月23日(土) | 16:00〜17:25 |
点と線 |
7月24日(日) | 13:00〜14:25 |
点と線 |
7月24日(日) | 16:00〜17:25 |
点と線 |
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チケット情報
料金
当日
- 一般
- 1,000円
- any会員
- 800円
- 学生
- 800円
- any会員の学生
- 500円
- 青少年(18歳未満)
- 500円
- 特別割引
- 500円
備考
チケットは当日券のみ。館内2階・スタジオC前の券売機でご購入ください。
特別割引は、シニア(65歳以上)と障がい者および同行の介護者が対象となります。
基本情報
上映期間 |
2005年7月22日(金)〜24日(日) |
上映作品 | 1作品 |
チケット情報 | 有料 |