優秀映画鑑賞推進事業
多くの人々に優れた映画を鑑賞していただくことを目的に平成元年より実施されている"文化庁優秀映画鑑賞推進事業"。本事業は東京国立近代美術館フィルムセンターに所蔵されている貴重なフィルムの中から多様なプログラムを編成し、全国各地で巡回上映しています。今年度、YCAMでは日本を代表する女優と巨匠の出会いによって生まれた名作をご紹介いたします。
上映作品4作品
作品上映
野菊の如き君なりき
作品上映
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野菊の如き君なりき
伊藤左千夫の代表作「野菊の墓」の映画化。明治期の旧家に育った少年・政夫と2歳年上のいとこ・民子との淡い恋愛と悲しい別れが、数十年ぶりに故郷を訪れた老人の追想で語られる。信州の田園の風景に加え、新人二人の起用と斬新な映画手法により、叙情性と詠嘆的美しさを持って描き出された作品です。なお原作は、その後、山口百恵や松田聖子主演でも映画化されています。
1955年/日本/92分
監督:木下恵介
原作:伊藤左千夫
出演:田中晋二、有田紀子、田村高広、笠智衆、松本克平、小林トシ子、杉村春子
作品上映
天国と地獄
作品上映
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天国と地獄
推理作家エド・マクベイン「キングの身代金」をヒントに映画化。邸に住む製靴会社社長の子供と間違われて、その運転手の息子が誘拐される。身代金の受け渡し、脅迫電話の向こうから聞こえる音の解読など、緊迫感漂う警察と誘拐犯の攻防。そして、社長の苦悩。現代サスペンス映画の傑作として名高い一作です。
1963年/日本/143分
監督:黒澤明
原作:エド・マクベイン 『キングの身代金』
出演:三船敏郎 、香川京子
作品上映
女の園
作品上映
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女の園
阿部知二の「人工庭園」の映画化。良妻賢母教育を行う京都の名門女子大を舞台に、学生を管理しようとする補導監や寮母と自由と青春を謳歌しようとする学生たちとの対立。そして恋愛問題のこじれから学生が自殺を計り、それを契機に学園の民主化が展開される。
当時高まりつつあった学生運動を予兆させた社会派映画の代表作です。
1954年/日本/137分
監督:木下恵介
出演:高峰秀子、久我美子、高峰三枝子、岸恵子
作品上映
生きる
作品上映
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生きる
市役所で30年皆勤を誇る渡辺課長。ある日、検診を受け、胃ガンを知らされる。無気力に生きてきた一人の中年男が、死という絶対的なものを目前にして、自分を見つめ直し、人間としての尊厳をとりもどしていく姿を描いた名作。「いのち短し恋せよ乙女」と志村喬がブランコに乗り「ゴンドラの歌」を唄うシーンが印象的です。
1952年/日本/143分
監督:黒澤明
出演:志村喬、日守新一、田中春男、千秋実、小田切みき、 左卜全
上映/イベントスケジュール
上映期間:2005年2月10日(木)〜14日(月)
日付 | 時間 |
上映作品 イベント |
2月10日(木) | 11:00〜12:32 |
野菊の如き君なりき |
2月10日(木) | 13:00〜15:23 |
天国と地獄 |
2月10日(木) | 19:00〜21:23 |
天国と地獄 |
2月11日(金) | 13:00〜15:17 |
女の園 |
2月11日(金) | 19:00〜21:17 |
女の園 |
2月12日(土) | 12:30〜14:53 |
生きる |
2月12日(土) | 16:00〜18:23 |
天国と地獄 |
2月13日(日) | 12:30〜14:47 |
女の園 |
2月13日(日) | 16:00〜17:32 |
野菊の如き君なりき |
2月14日(月) | 11:00〜12:32 |
野菊の如き君なりき |
2月14日(月) | 13:30〜15:53 |
生きる |
2月14日(月) | 19:00〜21:23 |
生きる |
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チケット情報
基本情報
上映期間 |
2005年2月10日(木)〜14日(月) |
上映作品 | 4作品 |
チケット情報 | 有料 |
クレジット |
主催:文化庁/東京国立近代美術館フィルムセンター/(財)山口市文化振興財団 |