ステージには全体的に鏡が敷かれ、そこに映像やパフォーマーの姿が写り込むことで、海鳴りのような巨大な音とともに空間全体を覆い尽くす。ダムタイプのメンバーがいくつかのグループに別れて、「Voyage」というキーワードをもとにアイディアを出し合い、演出した本作では、短い作品がゆるやかに連結していくように、コンピレーションとして全体の輪郭を浮かび上がらせていった。
「Voyages」と並行して構想されたパフォーマンス作品。
Voyage
ダムタイプ
プロフィール
ダムタイプ
アーティストグループ
1984年に結成。美術、演劇、ダンス、建築、映像など、相異なる表現形態を体現するメンバーで構成される。既成のジャンルにとらわれないマルチメディアアートとして、パフォーマンスやインスタレーション作品などを発表している。京都を拠点にしながら、海外での公演や海外アーティストとのコラボレーションも多数。主な作品に『pH』（90年〜93年）、『S』（92年〜96年）、『OR』（97年〜99年）、『memorandum』（99年〜2003年）など。
クレジット
出演：大内聖子、川口隆夫、砂山典子、田中真由美、平井優子、藤原マンナ、前田英一、 薮内美佐子、尾﨑聡
照明：藤本隆行
映像：高谷史郎、泊博雅
音楽：池田亮司
舞台監督：尾﨑聡
音響オペレーション: 福原吉久（T&HY）
映像アシスタント：粟津一郎
衣装制作協力：北村教子
カンパニー・マネージャー：高谷桜子
製作：ダムタイプ
共同製作：トゥールーズ振付センター＋フランス国立劇場（トゥールーズ）、シアター・ドラマシティ、ル・マイヨン・ストラスブール劇場、クレテイユ芸術館、REDCAT （ロイ＆エドナ・ディズニー／カルアート・シアター）
協力：関西日仏学館、京都芸術センター、財団法人びわ湖ホール
