浪のしたにも都のさぶらふぞ
許家維+張碩尹+鄭先喻
プロフィール
許家維
1983年台中生まれ、台北在住。フランスのル・フレノワ国立現代芸術スタジオを卒業後、美術家、映像作家、キュレーターとして現代美術と映画の言語を融合させ、イメージが作られる複雑なメカニズムを解き明かす作品を発表。作品を通して、従来の歴史の語りでは忘れ去られて排除されてきた人間、物質、場所の関係性を紡いでいく。2016年の台北ビエンナーレ、2018年には上海、光州、釜山、シドニーのビエンナーレ、2019年のシンガポール・ビエンナーレなど国際展に参加。また、ホー・ツーニェンとともにアジア・アート・ビエンナーレ2019(国立台湾美術館、台中)を共同企画。日本では、国立国際美術館や森美術館、シアターコモンズ'18で作品を発表し、2022年、国際芸術祭「あいち2022」に参加。

張碩尹
1982年台北生まれ、台北およびロンドン在住。チャンはインスタレーション、映像、舞台作品など様々な領域を横断するコラボレーション・プロジェクトを行う。2011年にロンドン大学ゴールドスミス・カレッジでMFA修了後、チャンは国際的に作品を発表してきた。キューブ・プロジェクト・スペース(台北)や国立台北教育大学博物館(MoNTUE)、台北美術館で個展を開催してきたほか、広州トリエンナーレ(2018年)や台北ビエンナーレ(2018年)などのグループ展に参加。主な受賞歴に、第19回台新芸術賞(2019年)、台北アートアワード2020、香港アート・セントラルRISEアワード2016など。

鄭先喻
1984年高雄生まれ、台北在住。国立台北芸術大学劇場設計学部を卒業後、オランダのハンゼ応用化学大学ミネルヴァ美術アカデミーフランク・モール研究所(フローニンゲン)で修士号を取得。アーティストおよびソフトウェア開発者としてチェンの活動は、電子機器を用いたインスタレーションから、ソフトウェアおよび実験的な生物電子装置まで多岐に渡り、人間の振る舞いや感情、ソフトウェア、機械の関係性を探求している。広州トリエンナーレ(2020年)をはじめとして、台湾およびアジア、ヨーロッパで個展の開催やグループ展に参加している。2019年の銅鐘藝術賞や第19回台新芸術賞など受賞歴多数。

クレジット
出演者
文楽人形遣い:吉田玉助、桐竹紋吉、吉田玉路(公益財団法人文楽協会)
太夫:竹本友和嘉
三味線・大正琴奏者:田中悠美子
パーカッショニスト:Taikimen(山﨑大輝)
ラボ研究員:伊藤隆之*
VRパフォーマー:坂井遥香、陳秋燁 ※Wキャスト
アーティスティック・ディレクション:許家維、張碩尹、鄭先喻
キュレーション:吉﨑和彦*
テクニカル・ディレクション:時里充、大脇理智、伊藤隆之*
プロジェクト・マネジメント:趙宜恬
リサーチ・撮影コーディネーション:岩本史緒、池上貴弘(門司港アート・プラットフォーム)、趙宜恬
音楽監督:許德彰
浄瑠璃・大正琴作曲:田中悠美子
三味線作曲:田中悠美子、許德彰
パーカッション作曲:許德彰
音響デザイン:許德彰
サウンド・ミキシング:許德彰
音楽協力:田中悠美子
映像監督:許家維
撮影監督:森内康博
撮影:森内康博、鄭禹晨、時里充、山岡大地、大脇理智*
ドローン撮影:白澤哲浩
モーション・キャプチャー:大脇理智、時里充
3Dスキャン:高原文江、時里充
録音:葛西俊彦、加瀬拓真、中上淳二、伊藤隆之
照明:高原文江*
衣装デザイン:陳必綺
メイクアップ:鄭先喻、陳必綺
プロダクション・マネジメント:クラレンス・ン
楽器デザイン:張碩尹
楽器制作:林國瑋、張碩尹、鄭先喻、大脇理智*
アルコール製造:伊藤隆之、高原文江、太田遥月*
セットデザイン:張碩尹
美術:スーパーファクトリー、大脇理智、石崎智子、正分あゆみ、時里充
映像編集:許家維
カラーコレクション:楊子逸
VFX:蔡承錕、楊子逸
CG制作:半澤智朗
CGアニメーション:時里充*
CGアニメーションアシスタント:板倉勇人*
字幕制作:鄭禹晨、板倉勇人*
パフォーマンス・ディレクション:張碩尹
舞台監督:クラレンス・ン*
影絵装置:安藤充人*
インスタレーションデザイン:張碩尹、鄭先喻
メディア同期システム構築:中上淳二*
コーディネーション:カルティカ・メノン、福地ひかり、仲島智紗子
脚本:楊凱婷、張碩尹
脚本共同編訳:池田リリィ茜藍、山本浩貴+h(いぬのせなか座)、田中悠美子、吉﨑和彦*
浄瑠璃超訳:田中悠美子
英語翻訳:岩本史緒
撮影協力:関門製糖株式会社、新門司砕石工業株式会社、三宜楼、北九州フィルム・コミッション
スペシャルサンクス:門司港アート・プラットフォーム、虎尾糖廠
本作品は、台湾の財団法人国家文化芸術基金会の助成を受けて制作されました。
*YCAMスタッフ
展示イベント
巡回情報 1件
2024年5月4日〜6月30日
鳳甲美術館 台湾
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