参加者が1つの端末で撮影/プリントできるのは、ポートレートの断片のみ。湯田温泉街のコンビニエンスストアやホテル、路上に設置された4ヶ所全ての端末を巡り、撮影したポートレートの断片を重ねると、それぞれがつながり、湯田温泉の雰囲気を色濃く反映したオリジナルポートレートが完成する。
また、撮影された断片はインターネット上のサーバーに転送されており、さまざまな参加者のポートレートの断片とミックスされる。こうして出来上がった写真は、湯田温泉に訪れる温泉客総体の〈顔〉として、湯田温泉街の中心地に設置された巨大スクリーンに会期中毎晩投影される。
本作を通じて、インターネットを介して異なる時間と空間がクロスオーバーする様子や、〈個人〉と〈街〉、〈個人〉と〈個人〉の新しい出会いを体験することができる。