会場の床面に設置された3つのスクリーンには即興的な振付で動くダンサーの映像が映し出されている。これらの映像は大別すると5つのシーンに分かれており、会場内の鑑賞者の動きにもとづいて、シーンが切り替えられれる。シーンは細かな映像のシーケンスによって構成されており、これらのシーケンスがアルゴリズミックに組み合わされることで、同じシーンでも毎回全く異なる印象をもたらす。また、会場内を流れるサウンドは、撮影時のダンサーの動きなどをもとに大友良英が構成をおこなっており、これも映像と同様に切り替わっていく。
「ダンサーを永久保存するインターフェイス」としてのビデオダンス作品。