9人の人間が同日同時刻に山口市内のそれぞれ違う場所で録音した音源を、並列した9つのタイムライン上に配置。鑑賞者はペンを使って、ディスプレイに表示されたタイムラインをなぞり、それらの音源をザッピングしていく。鑑賞者はポリフォニックに聞こえる街の音を通じて、風景や、その音を録音した個人の振る舞いへの想像を膨らませることになる。
複数人の聴覚体験をザッピングしながら追体験できるデバイス型のサウンドアート。山口市民によるプロジェクトチーム「scapegirls」と中居が、7か月間に渡るワークショップをおこない完成させた。