会場内に設置されたスクリーンに鑑賞者が手をかざすと、自身の影の上にお化けを模した多種多様なキャラクターが現れる。個別に性格のようなものが与えられているキャラクターたちは、鑑賞者の動きに応じてリアクションを取るほか、一連のやり取りを繰り返していくうちに学習・成長していく。
鑑賞者の影に反応するファンシーなキャラクターとの対話を楽しむインタラクティブなインスタレーション。
ウォルフガング・ミュンヒ+古川聖
鑑賞者の影に反応するファンシーなキャラクターとの対話を楽しむインタラクティブなインスタレーション。
会場内に設置されたスクリーンに鑑賞者が手をかざすと、自身の影の上にお化けを模した多種多様なキャラクターが現れる。個別に性格のようなものが与えられているキャラクターたちは、鑑賞者の動きに応じてリアクションを取るほか、一連のやり取りを繰り返していくうちに学習・成長していく。
メディアアーティスト/エデュケーター
シュトゥットガルト国立美術大学(ドイツ)とウィーン応用美術大学(オーストリア)で美術を学び、1996 年からドイツのカールスルーエの ZKM を拠点に活動する。その間、インタラクティブな情報システム「パノラミック・ナビゲーター」などソフトウェアの開発や「アート・インタクト」、「デジタル・アーツ・エディション」といったシリーズの制作をおこなう。
インタラクティブ・メディアについての講義を、メルツ・アカデミー(ドイツ/1997年)、香港アートセンター(香港/2003年)、ラ・サール美術大学(シンガポール/2003年)でおこない、アルス・エレクトロニカセンター(オーストリア/2001年)、ZKM(2002年)、情報科学芸術大学院大学[IAMAS](大垣/2003年)でのアーティスト・イン・レジデンスに参加。発表したインタラクティブ・インスタレーション作品は、欧米やアジアの多数の国際的なメディアアート展で紹介されている。2004年からはラ・サール美術大学(シンガポール)メディアアート学部の学部長を務める。
音楽家/作曲家
1959年東京生まれ。東京およびドイツ在住。ベルリンおよびハンブルクの音楽アカデミー(ドイツ)でイサン・ユン、ジェルジ・リゲティのもとで作曲を学ぶ。1991年スタンフォード大学(USA)の客員作曲家。カールスルーエのZKM(ドイツ)のアーティスト・イン・レジデンス。ジーメンス・プロジェクト奨学金(1992年、1993年)、北部ドイツラジオ音楽賞(1994年)など多くの賞を受賞。2000年、アルス・エレクトロニカ(オーストリア)で「SMALL FISH TALE」初演。2001年「Bubbles」がZKMコレクションとなる。2000年より東京芸術大学先端芸術表現科助教授(2008年~准教授、2013年~教授)。