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坂本公成、森裕子、藤本隆行、真鍋大度
プロフィール
坂本公成
演出家/ダンサー/振付家
ダンスカンパニー「Monochrome Circus」主宰。身体を通じた「対話」をテーマに種々の企画やワークショップと作品創作をおこない、その作品は17ケ国27都市で紹介されている。コンタクト・インプロヴィゼーションには10年以上取り組む。現在、アンジェ国立振付センターとのコラボレーション「怪物」プロジェクトや『坂本公成掌編ダンス集』全7編を連続上演などの企画を展開中。
森裕子
ダンサー/振付家
坂本公成とともに「Monochrome Circus」を主宰するほか、関西日仏学館主宰のダンスWSのコーディネートなどを通じて海外の多くの作家と交わり、現在は「京都国際ダンスワークショップ・フェスティバル」の代表を務める。各地でコンタクト・インプロヴィゼーションや「身体への気づき」のワークショップを多数実施。踊ることの根源的な「楽しさ」を伝えたいと願っている。
藤本隆行
インディペンデントディレクター/照明デザイナー/アーティスト
1987年、ダムタイプに参加し、主に照明並びにテクニカル・マネージメントを担当する。21世紀に入ってからは、ギターリストの内橋和久+シンガーのUAとのインスタレーション/コンサート「path」、ダンスカンパニー Monochrome Circusとのコラボレーション「Refined Colors」「lost」などで、LED照明を使った作品の制作を開始。07年には白井剛(AbSt)・川口隆夫(ダムタイプ)・真鍋大度(ライゾマティクス)等9名のアーティストと共に作ったパフォーマンス作品「true/本当のこと」で,多方面に渡る「脳」に関する考察と、LED照明を含めたデジタル・ディバイス間と身体の同期に焦点を当てて,有機的な舞台を構築。09年から10年にかけては、その舞台装置を応用したインスタレーション作品「Time Lapse Plant」を発表し、横浜BankARTでの単独展示並びに、東京都写真美術館で開催された第2回恵比寿映像祭での展示を行った。
また、Daniel Yeung(香港)、 Ea Sola(フランス/べトナム)、Choy Ka Fai(シンガポール)、Daniel Kok(シンガポール)、Maxine Heppner(カナダ)、Ervi Sirén(フィンランド)、川口隆夫(日本)、鈴木ユキオ(日本)等の国内外のアーティストとのコラボレーションも活発に行い、10年からは大阪の山本能楽堂にて、古典的な能の演目にLED照明デザインを付ける試みも始めている。
また、2011〜12年と横浜で開催された「スマートイルミネーション」にて、遠隔同期をとったLED照明で、省電力かつ効果的な夜景の創出を試みている。
その仕事は,デジタル技術を積極的に舞台や美術作品に援用することで,身体とテクノロジーが確かな相互作用を結び、より解像度と強度の高い経験を観客に提示することをめざしている。
真鍋大度
アーティスト/インタラクションデザイナー/プログラマー/DJ
東京を拠点としたアーティスト、インタラクションデザイナー、プログラマー、DJ。2006年Rhizomatiks設立、2015年よりRhizomatiksの中でもR&D的要素の強いプロジェクトを行うRhizomatiks Researchを石橋素氏と共同主宰。身近な現象や素材を異なる目線で捉え直し、組み合わせることで作品を制作。高解像度、高臨場感といったリッチな表現を目指すのでなく、注意深く観察することにより発見できる現象、身体、プログラミング、コンピュータそのものが持つ本質的な面白さや、アナログとデジタル、リアルとバーチャルの関係性、境界線に着目し、デザイン、アート、エンターテイメントの領域で活動している。