ベースとなった音源は、複雑系科学研究者としての来歴を持つ作家・円城塔が書き下ろした特殊な構造のテキストを、やくしまるえつこが2015年に解読/再構築して音源化した同名の楽曲。本作ではこの音源をマルチチャンネル化したうえで、プロジェクションマッピングを導入することで、作品が持つ多層的な構造を空間的に展開していく。
やくしまるえつこの別名義〈Yakushimaru Experiment〉の音源「タンパク質みたいに」をベースにした映像音響インスタレーション。
やくしまるえつこ
やくしまるえつこの別名義〈Yakushimaru Experiment〉の音源「タンパク質みたいに」をベースにした映像音響インスタレーション。
ベースとなった音源は、複雑系科学研究者としての来歴を持つ作家・円城塔が書き下ろした特殊な構造のテキストを、やくしまるえつこが2015年に解読/再構築して音源化した同名の楽曲。本作ではこの音源をマルチチャンネル化したうえで、プロジェクションマッピングを導入することで、作品が持つ多層的な構造を空間的に展開していく。
音楽家として「相対性理論」など数々のプロジェクトを手がけるほか、絵画やメディアアート作品の制作、楽曲提供やプロデュース、文章と多岐にわたる活動を行う。バイオテクノロジーや人工衛星、生体データを用いた作品、人口知能と自身の声による歌生成ロボットや独自のVRシステム、SMAPらへの楽曲提供やセーラームーンの主題歌までジャンルレスに活躍。近年の活動に、相対性理論×Jeff Mills「スペクトル」(2015)、相対性理論「天声ジングル」(2016)、「わたしは人類」(2016)など。
Produced and Directed by やくしまるえつこ
Text: 円城塔
Music: ティカ・α
Voice & dimtakt: やくしまるえつこ
Mixing Engineer: 米津裕二郎
Programming: anno lab、モンブラン・ピクチャーズ