会場に設置されたシャーレには、遺伝子組換え微生物が培養されており、またそこに埋め込まれた楽曲が再生されている。遺伝情報のタイムスケールは長大なため、これまで人類が生み出してきた記録媒体を遥かに凌ぐ期間に渡って、この楽曲が保存されていく。なお、シャーレに描かれたドローイングは、やくしまるによるもので、こちらも遺伝子組換え微生物で描かれている。
やくしまるえつこが手がけた楽曲と、そのデータが組み込まれた遺伝子組換え微生物から成るバイオアート。
やくしまるえつこ
やくしまるえつこが手がけた楽曲と、そのデータが組み込まれた遺伝子組換え微生物から成るバイオアート。
会場に設置されたシャーレには、遺伝子組換え微生物が培養されており、またそこに埋め込まれた楽曲が再生されている。遺伝情報のタイムスケールは長大なため、これまで人類が生み出してきた記録媒体を遥かに凌ぐ期間に渡って、この楽曲が保存されていく。なお、シャーレに描かれたドローイングは、やくしまるによるもので、こちらも遺伝子組換え微生物で描かれている。
音楽家として「相対性理論」など数々のプロジェクトを手がけるほか、絵画やメディアアート作品の制作、楽曲提供やプロデュース、文章と多岐にわたる活動を行う。バイオテクノロジーや人工衛星、生体データを用いた作品、人口知能と自身の声による歌生成ロボットや独自のVRシステム、SMAPらへの楽曲提供やセーラームーンの主題歌までジャンルレスに活躍。近年の活動に、相対性理論×Jeff Mills「スペクトル」(2015)、相対性理論「天声ジングル」(2016)、「わたしは人類」(2016)など。