空間を映像表現のためのベースと見立て、プロジェクションマッピング的に映像を投影することで、空間の中に様々なフォーカスが生まれ、同一の映像の中に非均一の空間と映像の偏差が形成される。この歪みをノイズとして取り除くのではなく、創造の端緒と捉え直すことで、非現実的な遠近感がもたらされる空間を構成している。
作品が設置された空間の物理的特性を表現に活かした映像インスタレーション。
るさんちまん
作品が設置された空間の物理的特性を表現に活かした映像インスタレーション。
空間を映像表現のためのベースと見立て、プロジェクションマッピング的に映像を投影することで、空間の中に様々なフォーカスが生まれ、同一の映像の中に非均一の空間と映像の偏差が形成される。この歪みをノイズとして取り除くのではなく、創造の端緒と捉え直すことで、非現実的な遠近感がもたらされる空間を構成している。
アーティストユニット
2000年、活動開始。同年、四国のお遍路を題材にしたヴィデオ作品『第1回「る会~生きション~」』を制作。以降国内外で映像、インスタレーション、パフォーマンスなどを発表する。
主な作品に100円均一のオブジェを監視カメラで撮影しライブ上映するインスタレーション作品『ikisyon 10』、鏡の表面には無いはずの像が反射した光の中で影として浮かび上がる魔鏡効果を使った彫刻作品『ikisyon 12』、DLPプロジェクタの発する映像を回転する鏡でプリズムのように分光したインスタレーション作品『ikisyon 13』など。
主な展覧会に「Nam June Paik Award」(ケルン/2006年)、第2回横浜トリエンナーレ(2005年)、「Rock the Future」(FACT/リバプール/2005年)、アルス・エレクトロニカ(リンツ/2004年)、「ネクスト:メディア・アートの新世代」(ICC/東京/2004)、「メディア・ソケッツ―多層なる創造圏」(山口情報芸術センター[YCAM]/2003年)などがある。