広大な草原を通過する1台の車「くじら号2」。車に乗っている男たち「ギ・あいうえおス」はバンドでありながら楽器を持たず、カメラなど映画制作の道具で音楽を奏でるように映画を作る。柴田により設定された「UFOを探しに行く!」という大まかな設定のもと、山口県に召集された彼らは車で訪れた土地に住む特徴的な人たちとめぐりあっていく。
今いちばん「宇宙人」に届けたい映画
「ギ・あいうえおス」と呼ばれる謎の集団が、未確認飛行物体(UFO)を探し求めて旅をする過程を捉えたロードムービー。
柴田剛
「ギ・あいうえおス」と呼ばれる謎の集団が、未確認飛行物体(UFO)を探し求めて旅をする過程を捉えたロードムービー。
広大な草原を通過する1台の車「くじら号2」。車に乗っている男たち「ギ・あいうえおス」はバンドでありながら楽器を持たず、カメラなど映画制作の道具で音楽を奏でるように映画を作る。柴田により設定された「UFOを探しに行く!」という大まかな設定のもと、山口県に召集された彼らは車で訪れた土地に住む特徴的な人たちとめぐりあっていく。
映画監督
1975年、神奈川生まれ。
1999年、大阪芸術大学映像学科の卒業制作作品として、処女長編『NN-891102』を監督。ロッテルダム映画祭(オランダ)、Sonar2000(スペイン)他各国の映画祭等に出品後、国内でも劇場公開を果たす。
2000年ごろより、のちの『おそいひと』となる企画の制作を開始。パンクイベントや、ミュージシャンの記録映像などを手掛ける。
2004年、長きにわたる潜伏期間を経て『おそいひと』を完成させる。第5回東京フィルメックスのコンペティション部門に選出され、以後15カ国以上の映画祭に出品し、高い評価を得る。2005年、ハワイ国際映画祭にて Dream Digital Award を受賞(この賞は『おそいひと』のために急遽設けられたもの)。
2008年、香川県を舞台にした青春バンド映画『青空ポンチ』を監督。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2008に出品。
2009年、長編第4作『堀川中立売』を監督。第10回東京フィルメックスのコンペティション部門に出品後、さらに半年をかけて編集と音響を一新し、2010年11月より劇場公開。月刊『映画芸術』誌 2010年邦画ベストテン第2位。ドイツ フランクフルト日本映画祭(NIPPON CONNECTION 2011)にて NIPPON VISIONS AWARD(最優秀賞)受賞。
また、平成22年度 愛知芸術文化センター・オリジナル映像作品の制作作家に選出され、『ギ・あいうえおス ―ずばぬけたかえうた―』を制作。東京都写真美術館で行われた第3回恵比寿映像祭に出品。フランス パリのポンピドゥーセンターが主催する国際中編映画祭 Hors Pistes 2013 へ出品。2013年スペインで開かれる 第8回 ナヴァーラ州 PUNTO DE VISTA 国際ドキュメンタリー映画祭のコンペティション部門に選出。
最近では、ミュージックビデオの制作にも積極的に参加し、「あらかじめ決められた恋人たちへ」「フラワーカンパニーズ」「THE NOVEMBERS」などのMVを制作。テレビ東京「まほろ駅前番外地」のオープニング映像なども手がける。
2016年/日本/86分/日本語(英語字幕)/B&W(パートカラー)
監督・原案・編集:柴田剛
録音・整音:森野順
撮影:高木風太
出演:ギ・あいうえおス(Gui 0:柴田剛、Gui 1:西村立志、Gui 2:森野順、Gui 3:堀田直蔵、Gui 4:酒井力、Gui 5:高木風太、Gui 6:松本哲生、Gui7:加藤至、Gui 8:星野文紀、Gui 9:吉田祐、Gui?:VP-MONCHI(秦浩司))
ヒスロム(加藤至、星野文紀、吉田祐)、AbRabbi –油火–、益田文和、岩本守夫
オープニングテーマ:吉田靖 『Heavenly Me』(tuba...disk)