観客が作品の前で瞬きをおこなうたびに、センサーがそれを感知し、スライドショーを1枚ずつ進めていく。スライドショーを映し出す画面の大きさは、巨大なスクリーンとラップトップコンピューターのモニターの2種類用意されており、それぞれ表示されるスライドショーも異なる。これにより、画面が与える情報量やアフォーダンスの変化が、写真の見え方や体験にどのように影響するのかを比較することができる。
写真を鑑賞するという行為自体を作品に取り込むことで、写真と写真鑑賞、そして視線とイメージの関係に新しい結びつきを与える作品。