静かな舞台空間の中で3人のダンサーは互いをゆっくりと確かめながら、それが自分なのか、他者なのか、それ以外の存在なのかを模索する。
本作のタイトルが示す「時」とは、手にも取れず、見ることもできない。いっぽうで「庭」は、人が手を加え、自分で変化させることができるものである。「時」と「庭」という、相容れないものをあえて並列することによって、それらが象徴する自然と人工、感情と理性などのイメージを喚起させ、それらの境界線上に浮かぶ世界観を提示していく。
中村恩恵+首藤康之
有限の肉体と無限の魂の出会いから生じる、多くの矛盾や苦しみ、葛藤をテーマにしたダンス作品。
静かな舞台空間の中で3人のダンサーは互いをゆっくりと確かめながら、それが自分なのか、他者なのか、それ以外の存在なのかを模索する。
本作のタイトルが示す「時」とは、手にも取れず、見ることもできない。いっぽうで「庭」は、人が手を加え、自分で変化させることができるものである。「時」と「庭」という、相容れないものをあえて並列することによって、それらが象徴する自然と人工、感情と理性などのイメージを喚起させ、それらの境界線上に浮かぶ世界観を提示していく。
ダンサー/振付家
ローザンヌ国際バレエコンクールにてプロフェッショナル賞受賞後渡欧。イリ・キリアン率いるネザーランド・ダンス・シアターに所属し、世界を牽引する振付作家達の創作に携わる。2007年より、活動拠点を日本に移し振付家としてNoism、新国立劇場バレエ団等に作品提供するなど活躍の場を広げている。
ダンサー
9歳からバレエを始め、15歳で東京バレエ団に入団。19歳で「眠れる森の美女」デジレ王子で主役デビュー。その後、モーリス・ベジャール、ジョン・ノイマイヤー、イリ・キリアン、マシュー・ボーンなどの世界的な振付家の作品に出演。2004年東京バレエ団を退団、特別団員となる。以降、映画や舞台などの世界にも表現の場を拡大。2007年ベルギー王立モネ劇場で、シディ・ラルビ・シェルカウイ振付「アポクリフ」を世界初演。ドイツにてピナ・バウシュが芸術監督を務めるNRW国際ダンスフェスティバルに参加するなど、国内外を問わず活動の場を広げている。
振付:中村恩恵出演:中村恩恵、首藤康之、青木尚哉音楽:ディレク・ハウブリッヒ衣裳:瀬山葉子衣裳協力:神奈川県民ホールポストトークゲスト:守山実花照明:伊藤雅一(株式会社 流)制作:中澤恭子(SAYATEI)宣伝美術:塚原敬史(trimdesign)
山口情報芸術センター[YCAM]公演スタッフ
舞台監督:岩田拓朗舞台:宇野三津夫照明:高原文江音響:西村悦子アーカイブ:丸尾隆一会場サイン:角田なおみ
チケットオフィス:土居美智子、石崎智子、辰村 絢、篠田千春、大村智子広報:廣田ふみ教育普及:会田大也、岡田理絵、菅沼 聖企画・制作:塩見直子、竹下暁子