会場内に設置されたスクリーンには、『Movable Type』で生成されたアルファベットや数字、計33個の文字が全て表示されている。手前に設置されたターンテーブルを観客が操作することで、音楽や映像を再生するように、フォントが劣化していくプロセスを任意の速度で再現することができる。fTimeのフォントサンプルとも言えるこの作品には、時間とともに変化していく一字一字の個性が表現されている。
California Job Case[組版のケース]
セミトラ
プロフィール
セミトラ
アートユニット
ネットワークとリアルスペースを連動した独自のデザイン手法を開拓し、カンヌ国際広告祭、クリオ賞、One Show、New York ADC、D&ADなどの広告賞を多数受賞しているクリエイター集団「Semitransparent Design」(メンバー:田中良治、菅井俊之、柴田祐介、佐藤寛、萩原俊矢、柏木恵美子)から生まれたアートユニット。ビジュアル、プログラム、ネットワーク技術を駆使して、ウェブ、インスタレーション、写真、映像など、メディアの形態を選ばず多岐に渡るアイデアの作品を発表している。主な活動として、自ら開発した時間軸をもったフォント「tFont」を使ったインスタレーション「フラッシュを使用しない撮影は許可されています。(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]/2008年)」を発表したほか、同じく「tFont」を使った岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS]でのワークショップ開催、「映像作家100人2009」(ビー・エヌ・エヌ新社/09年)への映像提供などがある。
巡回情報 1件
2010年10月22日〜11月18日
セミトラ展 ウェブから生まれるデザイン
クリエイションギャラリーG8
もっとみる