会場に設置された曲面スクリーンには、さまざまな記録映像、アニメーション、プロパガンダのチラシを組み合わせた映像が投影されています。それを通じて権力関係、政治的遺産、そしてその中心にある植民地主義に対する批判的な問いを提起するとともに、近代の政治、腐敗した政府、不当な政策という形で、植民地時代の遺産がいかに現在のインドネシアで生き続けているかを暗示しています。
インドネシアにおけるオランダや日本による食糧政策や、その植民地時代の負の遺産に関するスペキュラティブ(思弁的)な物語を表現する映像インスタレーション作品。