1970年生まれ。1990年代より振付家・演出家として実験的で野心的な舞台作品の発表を続ける。 2002年には、来場者に100ページの本を配り、観客がページをめくりながら本と舞台を交互に見る「そこに書いてある」を発表。2004年には、 スクリーンに映写される呼吸の記号と俳句のテキストを身体とあわせて見る「せきをしてもひとり」で、京都芸術センター舞台芸術賞受賞。このほか、ダンサーの動きを言葉にして声にする「透明人間」(2003)、揺れる舞台装置の上で踊る「船乗りたち」(2005)、動物が演劇をしているようにも見えるダンス作品「動物の演劇」(2007)、 観客席の頭上に水面の映像が映るモニター15台を吊り下げた「大洪水」(2010)を発表。俳優としても活躍し、太田省吾演出作品「きこえる、あなた?」(2005)や、松本雄吉演出作品「イキシマ」(2010)に出演。2008年には、「そこに書いてある」をリメイクし、「It is written there」をクンステンフェスティバルデザール(ベルギー)にて発表。翌年にはイスタンブール国際コンテンポラリーダンス・パフォーマンスフェスティバル(トルコ)にて公演。このほか、2009年には「せきをしてもひとり」を、エスプラネードシアタースタジオ(シンガポール)にて発表するなど、海外での公演も多数。