クメール・ルージュの余波が残るプノンペンで生まれ育つ。ラッタナーは、控えめで平穏なイメージによって歴史的暴力にまつわる出来事を描きだす。2005年に写真を始め、主に、フィルムカメラを用いたアナログな手法により、厳格なフォトジャーナリズムと芸術的実践の境界線をまたぐような作品を制作。近年では、歴史的文献とイメージ構築の関係性を哲学的に探求する作品を多く制作している。最初の短編映画「MONOLOGUE」(2015年)の後、2018年に短編映画「FUNERAL」を発表した。