15年間に渡りテアトロ・キズメット(イタリア)で脚本、演出を手掛ける。01・03年にシアタートラムでも上演した代表作『美女と野獣』は、シンプルな舞台と生の音楽、幻想的なヴィジュアル、ドラマティックなストーリー展開で子どもたちの想像力をかきたて、イタリア、イギリス、フランス、スイス、日本など世界各国で賞賛を浴び、3年以上に渡るロングラン上演を行う。イタリア国内では02年シーズンの子どもと青少年向けの演劇ベストワン(lo stregagatto賞)を受賞。また上演活動の傍ら、知的障害を抱える俳優たちや、地元の女性刑務所の囚人たちとの演劇創作にも積極的に取り組む。
05・06年には世田谷パブリックシアターで、日本の俳優や音楽家の出演する『雪の女王』を演出し、好評を博す。06~07年にはヨーロッパ版『雪の女王』、06年にはこども向けオペラ『豚飼い王子』(アンデルセン原作、ニノ・ロータ音楽)を創作、ヨーロッパ各国で上演している。